EFO:継続的な最適化活動を実現する方法論
最後に、エントリーフォームの成果を最大化するための方法論(ステップ)を紹介しましょう。

まず(Step.1)では、EFOツールを導入し、ユーザビリティの改善によるコンバージョン率改善の実現、Web解析による次回改善課題の洗い出しを行います。EFOツールで展開できるユーザビリティ改善は、ABテストを前提に継続的に行いましょう。
次に(Step.2)では、EFOツール導入による成果改善結果と、Web解析機能により可視化された次なる改善課題をもって、エントリーページのデザイン面での改訂、例えば「ステップ図の表記」「ページ上でのフォーム開始の位置」「デジタル証明書の配置」などを行います。
最後に(Step.3)では、Step.1,2で実現した成果改善結果を携え、営業部署や情報システム部署とかけ合い、フォーム入力項目の最適化、例えば「不必要な入力項目を設けない」「必須/任意の切り分け」などを実施します。
より簡易に推進できる施策から成果を積み上げ、デザイン改修 ⇒ プログラム改修/ビジネス側調整に臨むこと(Webマーケティングの深耕ステージを設計し臨む)で、本施策への関連部署よりの理解も得やすく、スムーズに継続的な最適化活動を推進していけることでしょう。
いかがでしたでしょうか?
EFOも、リスティング広告をはじめとした各種集客施策やLPOと同様に、定量的アプローチに基づく継続的な成果改善活動(PDCAサイクル)の概念を取り込むことが重要です。
エントリーフォームの改善施策は「システム変更要件」が絡むから難しいと決めつけてしまいがちですが、フォーム内の記入例の表記や必須項目の並び順など、システム変更用件が絡まない改善施策でも、成果向上に大きく反映した事例も数多くあります。エントリーフォームを変更するという先入観にとらわれず、EFOツールから導きだされる数値から改善点を導き出し、成果改善へと結びつけていきましょう。
