SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

アイレップの現場担当者に聞く「アクセス大幅向上作戦」

はじめの一歩から次のステップへ!
定量的かつ継続的なエントリーフォーム最適化を実現する手順

EFO:継続的な最適化活動を実現する方法論

 最後に、エントリーフォームの成果を最大化するための方法論(ステップ)を紹介しましょう。

 まず(Step.1)では、EFOツールを導入し、ユーザビリティの改善によるコンバージョン率改善の実現、Web解析による次回改善課題の洗い出しを行います。EFOツールで展開できるユーザビリティ改善は、ABテストを前提に継続的に行いましょう。

 次に(Step.2)では、EFOツール導入による成果改善結果と、Web解析機能により可視化された次なる改善課題をもって、エントリーページのデザイン面での改訂、例えば「ステップ図の表記」「ページ上でのフォーム開始の位置」「デジタル証明書の配置」などを行います。

 最後に(Step.3)では、Step.1,2で実現した成果改善結果を携え、営業部署や情報システム部署とかけ合い、フォーム入力項目の最適化、例えば「不必要な入力項目を設けない」「必須/任意の切り分け」などを実施します。

 より簡易に推進できる施策から成果を積み上げ、デザイン改修 ⇒ プログラム改修/ビジネス側調整に臨むこと(Webマーケティングの深耕ステージを設計し臨む)で、本施策への関連部署よりの理解も得やすく、スムーズに継続的な最適化活動を推進していけることでしょう。

 いかがでしたでしょうか?

 EFOも、リスティング広告をはじめとした各種集客施策やLPOと同様に、定量的アプローチに基づく継続的な成果改善活動(PDCAサイクル)の概念を取り込むことが重要です。

 エントリーフォームの改善施策は「システム変更要件」が絡むから難しいと決めつけてしまいがちですが、フォーム内の記入例の表記や必須項目の並び順など、システム変更用件が絡まない改善施策でも、成果向上に大きく反映した事例も数多くあります。エントリーフォームを変更するという先入観にとらわれず、EFOツールから導きだされる数値から改善点を導き出し、成果改善へと結びつけていきましょう。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
関連リンク
アイレップの現場担当者に聞く「アクセス大幅向上作戦」連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

高尾 将寛(タカオ マサヒロ)

株式会社アイレップ サービスマネジメント本部 LPOコンサルティンググループ

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2010/12/13 11:00 https://markezine.jp/article/detail/12570

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング