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HMVジャパンが本腰を入れたSEO効果測定~費用対効果を測れるSEOエビスが貢献

SEOエビス導入で仮説の検証、リソースの最適化が可能に

 SEOエビスの導入による効果を貞苅氏は、次のように語る。

「今年1月に導入したばかりだが、サイトの現状が既に見え始めてきた。今までは気づいていなかった購入に結び付いているワードや、リスティング広告での投資が足りないワードなども発見できた。自然検索の効果測定から、リスティング広告における予算や費用対効果の見直しにもつながっている。きちんとサイト運営できているかどうかを裏付けするデータが取得でき、仮説を実証できる状態になったことがまずは大きい

 また、使い勝手に関しても満足しているという。以前から使いなれたUIで一元管理できるという点はもちろん、ASP型ツールにも関わらず膨大なデータの分析時にも動作が軽く、速い。さらに同社では、アドエビスと自社データベースとのシステム連携を実現。アドエビスのコンバージョン属性機能を使って、計測したコンバージョンを自社のデータベース内のオーダー番号と紐づけ、どの経路で最終的にどの商品が購入されたのかといった“コンバージョンの質”の分析にも着手している。データベースの活用を軸に成長を続けてきた同社に、さらに新しい有益なデータソースが追加されたというわけだ。

間接効果も加味しながら、さらなる進展を目指す

 今後は、初回流入に効果があるのか、それとも直接購入に結び付きやすいのか、といった流入ワード・経路別の間接効果も把握できるSEOエビスの利点を活用し、リスティング広告とSEOの運用におけるさらなる最適化を図りたい、と貞苅氏は意欲を見せる。SEOエビスの活用でさらに踏み込んだ施策が講じられそうだ。

 アドエビス、SEOエビスとロックオンのサービスをフル活用するHMVジャパンは、ロックオンを「カスタム要求にも真摯に対応してくれる」と高く評価している。今後もロックオンと連携しながら、さらなるイノベーションを見せてくれそうだ。

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この記事の著者

高澤 里美(タカサワ サトミ)

外資系IT調査会社での調査・分析、半導体産業新聞記者などIT関連分野で幅広く十数年の経験を積んだ後、フリーライターとして始動。IT分野を中心に、各種執筆活動を継続中。最近では、各種記事・原稿執筆に加え、IT関連企業各社のプレスリリース、ニュースレター、広報誌なども手掛ける。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2011/02/24 11:00 https://markezine.jp/article/detail/13363

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