「キャプション自動同期機能」は、動画の中で話している日本語の内容をテキストデータにしてアップロードするだけで、自動的に音声と同期して字幕を付けてくれる。これによって、話している人の映像に対して字幕の割付を行う、めんどうな作業を省くことができる。同期は音声認識技術によって行うため、発音がはっきりしているほうが精度が向上するという。
この機能はもともと、米国内で英語のみで利用できる機能だった。しかし、耳の不自由な人が情報にアクセスするのを手助けするツールとして高く評価されていることから、今回の東北関東大震災のような緊急時の助けになると考え、日本語対応機能として開発を早め、今回のリリースとなった。海外の利用者は、動画のキャプション操作画面から、「キャプションの翻訳」を選ぶと、日本語の字幕を自国語に翻訳して動画の内容を理解することもできる。
【関連記事】
・ツイッターから震災関連情報を抽出して表示する情報サイト「QuakeMeme」
・共同通信、フェイスブックで震災情報を海外に発信
・YouTubeに字幕がつけられるようになりました