スパイアは5月中旬に、自社で運営するリサーチパネルに対して「検索エンジン」に関するアンケートを実施し、2830名の回答を得た。「Google(グーグル)」と「Yahoo! JAPAN(ヤフー)」の利用状況を見ると、男性ではグーグルとヤフーがほぼ同数だが、女性ではヤフーの方が倍以上多くなっている。また、男女ともに若年層ほどグーグルが多い傾向にある。
ブラウザの利用については、ヤフーユーザーは「Internet Explorer」をあげる人が9割弱と突出して多くなっている。グーグルユーザーにおいても「Internet Explorer」の利用者は6割を占めるが、その他のブラウザについての認知・利用が高い点が特徴的だ。
アカウント保有状況を見ると、グーグルユーザーはグーグルのアカウントを持つ人が52.6%、ヤフーのアカウントをもつ人が68.8%となっており、複数アカウントを保有する傾向がある。ヤフーユーザーはヤフーアカウント保有者が8割を超えるのに対して、グーグルアカウントは2割弱と極めて低くなっている。
ソーシャルメディアの利用については、「ブログ」「Twitter」「mixi」でグーグルユーザーがヤフーユーザーを大きく上回っており、関心の高さがうかがえる。ヤフーユーザーは「グリー」や「モバゲー」など“ゲーム色の強いソーシャルメディア”においてはグーグルユーザー以上、もしくは近い結果となっている。
また、スマートフォンについては、グーグルユーザーは、スマートフォンの保有・インターネット利用共にヤフーユーザーより多くなっており、利用時間や検索頻度なども上回っている。
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