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顧客満足向上でさらなるサイト成長を目指す!~ECサイト顧客マネジメント戦略

最も重要な「商品情報」「企業情報」ページの見せ方 ― ECサイト顧客マネジメント戦略第3回

 ECサイトで最も重要なページといっても過言ではない「商品情報ページ」。ユーザーが必要とする情報が網羅されているだけではなく、商品の魅力を伝え購入を後押しするような要素がきちんと含まれている必要がある。今回は、具体的なアイデアを交えながら、この商品情報ページをいかに構成していくかを解説する。(バックナンバーはこちら)

ECサイトで最も重要な「商品詳細ページ」

 ECサイトで最も重要なページは、『商品詳細ページ』といっても過言ではない。商品詳細ページには、次の2つのことが求められる。

  1. ユーザーが購入するにあたり必要な情報が全て記載されている
  2. ユーザーが購入したくなる情報が記載されている

 では、どのように構成していけば良いのだろう。今回は、そうした悩みを解決できるような具体的なアイデアを紹介する。

商品詳細ページに必要とされる基本的な情報とは?

 まず、1つ目の「ユーザーが購入するにあたり必要な情報が全て記載されている」という点について解説していこう。

 実際に商品を手にとって見ることができず、購入するにあたり店員にその場で質問したり、アドバイスを求めたりすることができないECサイトでは、いかにユーザーに安心して購入してもらえるかが重要となる。安心して購入してもらうために必要な基本情報としては、次の要素が挙げられる。

  • 商品名
  • 送料について
  • 商品写真
  • 商品紹介用のリード文、説明文
  • 成分
  • 金額
  • 特徴

 上記の各項目について、ポイントを紹介していこう。

商品名

 商品詳細ページ内のメインコンテンツエリア最上部に「商品名」を明確に記載する。他の情報と区別するために、大きめのフォント(目立つ色)で記載することが望ましい。

送料について

 もし、当該商品が「送料無料」もしくは「送料全国均一」の場合、商品名の近くに送料について記載しておく。

商品写真

 手にとって見ることのできない商品だからこそ、商品写真は重要である。主なポイントとしては次のようになる。

  • できるだけ商品画像は大きくする。ブランド、アパレル、靴、デジタル家電など質感が重要視される商品は、きちんと質感が伝わる拡大画像も用意しておく。
  • 商品画像は複数用意する。角度・向きなどが異なる様々なカットの商品画像を用意しておくことで、ユーザーの手元に実物が届いた際のイメージの食い違いを解消する事ができる。
  • 内容物もきちんと画像で掲載する。化粧品、健康食品といった商品の場合、どのような内容物なのかをきちんと説明する画像を用意しておく事で安心感を与えられる。
  • パッケージも含めた実際に手元に届く内容の画像を用意する。イメージ画像だけではなく、ユーザーの手元に届く状態の画像も用意しておくことで安心感を与えられる。
  • 生活の中における商品利用シーンがイメージできる写真もあると良い。

商品紹介用のリード文、説明文

 商品をアピールするためのリード文、商品の説明文を記載する。リード文の文字の大きさは、説明文よりも大きく目立つようにする。説明文は、あまり冗長にならないようにパラグラフを分けながら端的にまとめる。

商品成分・仕様

 きちんと成分・仕様情報を掲載する。商品成分・仕様ページを別のページに切り分けて作成し、アクセス解析を行ってみると分かるが、この情報はかなりのユーザーが閲覧する(気になる)情報である。

商品金額

 [カゴに入れる]ボタンの近くに税込の商品金額を記載する。送料やその他手数料がかかる場合には、商品金額の近くに同時に記載する。もし、定期購入割引がある場合は、割引率と共に割引後の税込商品金額を記載しておく。

商品の特徴

 商品説明文で伝えきれなかった商品の特徴を、イラストや写真を用いながら丁寧に説明する。長い文章でダラダラ説明するのではなく、センテンスごとにまとめるとWebでも読みやすく、伝わりやすい文章になる。

 このように、各パーツごとに気をつけるべきポイントがある。次に、筆者が作成したワイヤーフレームと、「ユーザーが購入したくなる情報」を紹介していこう。

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この記事の著者

工藤 暢久(クドウ ノブヒサ)

1976年 愛媛県生まれ

Q Inc.(株式会社 久) 代表取締役

大手企業を中心に各種Webマーケティングのプロデュース・プランニング業務に従事後、現在は、ECプロデューサー・ECコンサルタントとして消費者視点・消費者行動に即した、ECサイト構築/運営支援を行なっています。

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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2011/08/02 11:00 https://markezine.jp/article/detail/14125

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