商品詳細ページ用ワイヤーフレームのダウンロード
前頁のポイントを理解していただくための参考として、購入のしやすさを意識し、基本的な情報を入れた商品詳細ページのワイヤーフレームを、パワーポイント形式でダウンロードできるようにしておいた。下記よりダウンロードして、確認してほしい。

「購入したくなる情報」を記載することで魅力をUP
ここまで紹介してきた「ユーザーが購入するにあたり必要な情報」は、最低限の情報に過ぎない。さらに、「ユーザーが購入したくなるような情報」を提供する事で、より魅力的な商品詳細ページになる。具体的なアイデアをいくつか紹介しよう。
商品ストーリーを掲載する
どんな商品にも物語があるはずだ。商品を作り出したのが誰か、商品との出会いはどうだったのか。どんな想いの人が関わっているのか。単にモノが販売されているのではなく、ヒトからヒトの手によって顧客に届けられるモノ。そんな、商品と一緒に購入してもらいたい商品にまつわる物語を掲載することで、魅力的な商品詳細ページとなる。
動画で商品紹介する
文字、画像だけでなく動画でも商品の情報を伝える。ただ単に商品を紹介する動画ではなく、生活の中での商品利用シーンやユーザーに呼びかけるような「ユーザーが自分ごと化」できるような内容の動画が望ましい。近年、動画を用いた商品紹介によるECサイトの売上アップ事例が、海外を中心に増えてきている。靴専門店として成功した「Zappos」なども動画を取り入れている。

日本においても動画で商品紹介するECサイトが今後増えていくだろう(参考記事:ソーシャルメディア時代のいまこそ“EC”から“VC”へ Videoコマースで顧客エンゲージメントを高めて売上90%アップを実現)。
他者の推薦
著名人による推薦、マスコミに取り上げられたなどのメディア掲載情報、実際に利用・使用しているユーザーのクチコミ情報などを商品詳細ページに掲載することで、購入の後押しとなる。各ソーシャルメディアのシェアボタンは、他者の推薦を可視化し、ソーシャルメディアを利用しているユーザーの友人・知人にも商品を共有できることから、設置する事が望ましい。
販売実績データ
商品購入者のプロフィール(性別・年代)、累計販売数、リアルタイム販売状況といった実績データを掲載する事で「自分ごと化」してもらう、商品購入の動機付けを与える事が可能になる。
いくつか「ユーザーが購入したくなるような情報」の例を上げたが、その他にも、ユーザーが気にする情報の種類として「誰から購入するか」という点がある。この心配を取り除くために重要となるのが「企業ページ」だ。