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あの企業のソーシャルメディア担当者に聞きました!

フィリップスのソーシャルメディア担当者に聞く、グローバル企業ゆえの苦悩とソーシャルブランディング成功への道程

PRエージェンシーと連携しながらソーシャルメディアを運用

Q. 高橋さんはこれまでどのようなお仕事をされてきましたか?

高橋:フィリップスには2006年に入社して、コンシューマー製品のマーケティングマネージャーをし、そこでWebを使ったマーケティング活動を多く実施しました。2010年からカントリーインターネットマネージャーに着任することになり、現職では、企業ホームページを含め、フィリップス日本国内で行うすべての外向けのオンラインコミュニケーションを担当しています。着任したときから、全社的にソーシャルメディア活用に力を入れていこうという戦略は決まっていました。

カントリーインターネットマネージャーは、ソーシャルメディアの活用を監督することも業務の一つです。私のほかに各製品にマーケティング担当者がいるので、そのマーケティング担当者や、森迫さんの所属する「One Voice」と協業しながらやっています。

Q.  森迫さんの所属されている「One Voice」について教えていただけますか?

高橋:フィリップスでは2009年より、「One Voice」というPRエージェンシーチームと活動を行っています。森迫さんには、その中で日本でのソーシャルメディアの運用をお任せする“コミュニティマネージャー”として活躍してもらっています。「One Voice Japan」の中でソーシャルメディアに関わっているのは、全部で10名前後になります。

Q. 「One Voice」に運営を任せる上で困ったことはありませんでしたか?

高橋:もちろん最初からプラン通りにうまくいったわけではありません。ソーシャルメディアのポスティングは、すごくセンスが問われるものだと思います。例えば、事前にコンテンツをたくさん準備して、シェーバーの機能に関することを私たちが一生懸命に語っても、あまり興味をもってもらえませんでした。むしろシェーバーがあらぬところにある写真の方が、みんなおもしろがって「いいね!」を押してくれる。これはやってみて初めてわかったことです。

 こんな風に運用していく中で「こっちの方がいいんだね」と“得ていく”センスは、すごく大切だと思っています。今、安心して「One Voice」に任せられているのは、そこのセンスがあるから。私たちのブランドの背景をよく理解した上で、いろんなものに対する“バランス感覚”を持ってくれているので、非常に助かっています。

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グローバルでソーシャルメディアに注力

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&Marketing Com...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/02/16 08:00 https://markezine.jp/article/detail/15171

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