マーケティングリサーチを主軸に、企業のマーケティング活動をサポートするヤフーバリューインサイト株式会社と、中国におけるマーケティングリサーチサービスを提供するINFO BRIDGE CHINA Co. Ltd.は、近年の中国外食市場の現状を把握するため、中国三大都市(北京、上海、広州)で週1回以上外食(※調査での外食とは、学食・社食を除く、お店で食べる食事を指す)を利用している300人に対し、アンケート調査を実施した(調査期間:2007年6月12日~19日、回答者数300人)。
朝食、3人に1人が「ほとんど毎日」外食を利用
週1回以上外食(朝食、昼食、夕食のいずれか)をしている300人に対して、朝、昼、晩と分けて、三食の外食利用頻度を聞いたところ、朝食は、「ほとんど毎日」が最も高く34.0%を占めている。「週5回以上」は49.3%と、ほぼ半分の人が朝食は外食を主に利用している。昼食では、「週5、6回」が最も高く29.3%を占めている。夕食は、「週1、2回」の利用が46.7%と最も高かった。
また、朝食で外食をする際に食べるものについて聞いたところ、主食類では「蒸し物(肉饅、小ろんぽう、シュウマイ、粽等)」が各地域ともトップを占め、飲み物類では「豆乳/牛乳」が最も高かった。その中、「豆腐花」と「煮卵(茶葉蛋)」は、北京在住の人に多く、食文化の違いが表れる結果となった。
一人当たりの外食の平均利用金額は朝食5元、昼食16元、夕食47元
外食時の一人当たり平均金額を三食それぞれ実数で聞いたところ、朝食の利用金額は各地域とも「5元未満」との回答が半数前後を占め、平均金額は5元(80円)と100円を切る結果となった。その中で、上海では「10元(159円)~15元(239円)」との回答が2割を超え、他の地域に比べて多かった。昼食は各地域とも「10元(159円)~15元(239円)」が45%前後で最も多く、平均利用金額は16元(255円)。夕食の利用金額については、3地域の平均は47元(749円)に過ぎなかったが、上海の平均は58元(925円)と3地域の平均を上回っていた。
※1元=15.94円(2007年7月24日現在の為替レートにより)
好きな料理は「中華料理」95.7%でダントツ
料理のジャンル別に各国料理の好き嫌いについて6段階(大好き、好き、どちらともいえない、嫌い、大嫌い、分からない/食べたことがない)で聞いたところ、「大好き」「好き」をあわせ、中華料理は95.7%と突出して高い結果となった。続いて中国式ファーストフードが57.7%、 西洋料理は55.0%、洋風ファーストフードは50.3%と続いた。一方、日本料理、和風ファーストフードについては、「どちらともいえない」との回答が35%前後で最も多かった。
プレスリリース:【中国 外食利用に関する調査】朝食、3人に1人が「ほとんど毎日」外食を利用