SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

LABO

ソーシャルゲームから学ぶ、マーケターがゲーミフィケーションを取り入れる近道とは

 「ゲーミフィケーション」を取り入れたいマーケターは、ゲームそのものを作りたいわけではありません。でも、ゲームづくりのエッセンスも知っておきたいという人も多いはず。ここでは人気のソーシャルゲームについて分析しながら、ゲーミフィケーション活用のヒントを探ります。

マーケターをひきつける「ゲーミフィケーション」の魅力

 TwitterやFacebookをはじめとするソーシャルメディアの普及によって、マーケターとユーザー(顧客)との距離が一気に縮まりました。ユーザーのオンライン行動の複雑化は加速しており、「ソーシャルメディア経由の流入も無視できないボリュームになってきている」という声は、企業のソーシャルメディア担当者にインタビューをしていると、よく聞かれるようになってきています。

 「ゲーム」という言葉が持つネガティブなイメージを恐れずに言うならば、マーケターにとってソーシャルメディア上でのコミュニケーションは、一種のゲームだと言えるのではないでしょうか。投稿したコンテンツ(自分のアクション)に対し、RTやメンション、いいね!、コメントなどの形で、ユーザーから直接フィードバックをもらい、その結果をもとにさらなる投稿をするというアクションを繰り返すというゲームです。

 これまで「コンバージョン≒売上」という最終ゴールに到達するためにマーケターができることは、広告出稿やメールマガジンの配信、サイトのチューニングなど、仮説に基づく一方向的なアプローチが主流でした。そこにソーシャルメディアというプラットフォームが登場したことで双方向のコミュニケーションが生まれ、マーケターは最終ゴールの手前にある“小さなゴール”を手に入れたのです。

 とはいえ、ユーザーに価値あるコンテンツを提供し続けることは、マーケターにとって容易なことではありません。「ソーシャルメディア担当は、好きじゃないとできない」と言われる所以は、多忙なマーケターがコンテンツとなるネタを日々探し続ける負担が相当なものだからです。

 このような人的リソースを含めた運用コストを考慮すれば、“できるだけ手のかからない形で、ユーザー同士が盛り上がれる仕組みを作りたい”と考えるのは、自然な流れだと言えます。そんな折、ソーシャルゲーム市場が急速に発展していることを知り、ソーシャルメディアとゲームの親和性の高さを肌で感じていたマーケターが目をつけたのが、「ゲーミフィケーション」なのです。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
「ソーシャルゲーム」から学べること

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
LABO連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&Marketing Com...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2012/04/04 11:00 https://markezine.jp/article/detail/15289

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング