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フェイスブックでは、マーケターはファンの友達と競合する
ユーザーとの会話の前に頭に入れておくべきポイント


ソーシャルコマースへの期待

 日本では、ソーシャルコマースについての期待が高まっている。この点について、フェイスブックのアジアパシフィック担当副社長エリック・ジョンソン氏は次のように語った。

 「(フェイスブックでの)コマースについては『何を買え』ということではなく、会話の中で購買につながるようにしたい。フェイスブックは情報をシェアするプラットフォームとしてコマースまわりの会話をもっと盛り上げようと思っていますし、それを可視化したい。我々は(フェイスブックを)イーコマースサイトにしたいのではなく、そうした会話を盛り上げるようにしていきたいのです」と語った。

 また、Facebookの広告システムの総責任者マーク・ラブキン氏は、コマース関連機能として「オファー(クーポン)」機能が追加されたことに触れた。このクーポン情報は、自社Facebookページから、直接ファンのニュースフィードに発信される。今回モバイル対応も行ったことで、外出先でもクーポン情報を受け取れるようになり、クーポン活用の範囲が広がりそうだ。

 今回のfMCでは、「こんな機能はないのか」「他社がこういうサービスをやっているが、フェイスブックはやらないのか」といった問いが観客から投げかけられた。しかし、フェイスブックの答えは「すべてをフェイスブックに実装するつもりはない」というものである。外部サイトで起こったことも、なんらかの形でフェイスブックを通じて情報共有されればよい。そういう情報プラットフォームとしての機能が、フェイスブックの最大の強みであり、ベースとなっている。

 フェイスブックは、イーコマースを含めたサービス拡張についての意欲はもちろん持っているが、会話のプラットフォームとして人々とブランドを結びつけるというサービスの原点、さらにそれを密にしていくことへも引き続き注力していく姿勢を示した。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

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MarkeZine(マーケジン)
2012/03/25 14:26 https://markezine.jp/article/detail/15399

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