コンテンツとしての動画
これまで紹介した例は、お買い物するときの参考としての動画。でもそれなりのクオリティーの動画をつくれば、それだけで価値あるコンテンツになる。国内の例でいうと、Facebookのファン数が12万人を超える「リトルムーン」。ヘアアクセサリーを販売するECショップです。髪の毛をアップするときにつけるヘアアクセの使い方を説明する動画がたくさん。もちろん購入する気があるお客さんにとっても参考になるけれど、例えば結婚式の二次会におしゃれな髪型をしたいなんて人のお勉強ハウツーコンテンツにもなってる。動画コンテンツを充実させることで、「ヘアスタイルといえばリトルムーン」という場所になってるのです。
「Jewelmint」は、ここ1年くらいで流行りだした定期購入サービスのひとつ。ハリウッド女優のKate Bosworthと一緒にオリジナルジュエリーをつくって、その中からユーザに合ったものを提案してくれる。気に入ったものがあれば、一つたった29.99ドルで購入できちゃう。同様のサービスに、「Shoedazzle」(ファッションアイテム)、「Birchbox」(コスメ)などがあります。Jewelmintのジュエリーの商品ページでは、ジュエリーをつくるメイキング動画を紹介してる。アイテムが生まれたストーリーがわかって、ますます欲しくなる。
世のため人のため(自分のため)、もっと色んなECショップが動画を取り入れてくれることを切に願ってます。Zapposのコンバージョンは大げさじゃないと思う。ECショップではないけれど、最近ホットな動画系サービスに「Beautylish」なんてサイトもあります。ネイル、メイク、ヘアスタイルのハウツー動画が満載。動画だと言語の壁も越えられちゃうから、日本の女性にもぜひ参考にしてみてくださいな。