Excelのデータ解析で分散を求める手順
では、これまで紹介してきた分散をExcelを使ったデータ解析で求めてみましょう。
1.平均を求める。
分散は平均からのバラツキですから、まずは平均を求めます。[数式バー]の[fx]をクリックします。または、[数式]タブの[関数の挿入]をクリックします。
[関数の分類]から[統計]を選び、[AVERAGE]関数を選択します。
ダイアログに沿って、[数値1]に売上高のデータ部分を選択して[OK]をクリックします。
4.売上高の平均は、25.990となります。
2.分散を求める
いよいよ分散です。平均同様、[数式]タブの[関数の挿入]をクリックします。 [関数の分類]から[統計]を選び、[VAR]関数を選択します。
ダイアログに沿って、[数値1]に売上高のデータ部分を選択して[OK]をクリックします。
売上高の分散は、64.095になります。
3.標準偏差を求める
分散は単位を持たないので、より解釈がしやすいように標準偏差も求めます。分散の平方根をとって、=√分散=√64.095=8.006としてもよいのですが、関数から求める方法を紹介します。
平均同様、[数式]タブの[関数の挿入]をクリックします。[関数の分類]から[統計]を選び、[STDEV]関数を選択します。
ダイアログに沿って、[数値1]に売上高のデータ部分を選択して[OK]をクリックします。
売上高の標準偏差は8.006です。
この商品の1日の売上高の平均は、25,990円で、バラツキ(標準偏差)は±8,006円(←単位を持ちます!)だと表現することができます。
慣れてくると、[関数の挿入]から探すのは手間がかかりますので、直接セルに関数を入力する方をお勧めします。
分散 =VAR(データ範囲)
標準偏差 =STDEV(データ範囲)
