O2O(オンライン to オフライン)を整理する
O2Oポイントサービス「スマポ」を運営している、スポットライト代表の柴田陽です。
「シリアル・アントレプレナー」というほどの実績が自分にあるのか、やや不安を感じながらの連載開始ですが、MarkeZine読者の方に興味を持っていただけそうな「O2O」や「スマポ」を主題としながら、スマポを創設するまでの経緯やバックグラウンド、これまで自分が立ち上げたビジネス、起業の環境や困難などについても触れていきたいと思っています。
さて、いま世の中には多数の「O2O」(オンライン to オフライン)と括られるサービスがあります。最近は、私のような若輩者にも連載や講演の依頼が来るようになり、非常に多くの方が、このサービスについて注目していると実感することが多くなりました。私もこの機会に、「O2O」について、従来の位置情報サービスについて整理してみました。
現在は、スマートフォンのGPS機能などを使って、ユーザーが今どこにいるのかをおおよそ知ることができるようになりました。ただ、「丸の内にいる」「東京駅の近くにいる」「駅ビルの中にいる」「店舗の中にいる」など、その人がどこにいるのかによって提供できるサービスは異なります。
ユーザー側から見ても、以下のサービスはどれもまったく異なったユーザー体験に映るでしょう。弊社が提供している「スマポ」は、このうち「来店検知」の領域にフォーカスしているサービスです。
美術館やテーマパークなどの入場料が必要な施設の場合は、入場すると同時に、ほぼすべての人が財・サービスを購入することになります。飲食店やエステサロンやヘアサロンの場合はどうでしょうか。この場合は入店と購入のタイミングが必ずしも同じわけではありませんが、ほぼすべての人が財・サービスを購入します。
小売店の場合は、必ずしも入店が課金されることを意味しません。他にも住宅等のショールームや無料イベントなど、入場するだけが課金を意味しない店舗もありますが、「来店検知」はこのような小売店等の業態に最も親和性の高いものと言えます。
2012年6月29日(金)に開催される「MarkeZine Day 福岡」(会場:福岡アクロス)の基調講演に、柴田陽さんが登壇し、O2Oと「スマポ」について解説します。参加費は無料。当日は書籍『Webマーケティング基礎講座』(翔泳社刊)のプレゼントもあります。
イベント詳細&参加申し込みはこちらから⇒ MarkeZine Day 福岡