米国最大の音楽パブリッシャーの団体である全米音楽出版協会(NMPA)は8月6日、動画投稿サイトYouTubeと親会社のGoogleを、大規模な著作権侵害で訴えている集団訴訟に加わったことを発表した。
NMPAは、600の協会員を持つ、米国最大の音楽出版社の団体で、音楽制作者の利益を守る活動を展開している。NMPAは、かつて全米レコード協会(RIAA)とともに、ファイル交換ソフト「Napster」を提供していた米Napsterを提訴している。
このニュースを報じたWall Street Journalの記事によると、今回NMPAが加わった訴訟は、5月にニューヨーク市で起こされたもので、原告には、英サッカー協会プレミアリーグとニューヨークのインディペンデントレーベルBOURNE CO.、ビデオジャーナリストのRobert Tur氏が加わっている。いくつかの主要なレコードレーベルはYouTubeとビジネスの合意に達しているが、それ以外の大部分の音楽出版社は、そうした合意に達していないという。
プレスリリース:"NMPA Joins Copyright Lawsuit Against YouTube"
参考:"Music Publishers Join YouTube Copyright Suit"