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ノンクリエイターのためのWebコピーライティング講座

Webコピーは削りすぎくらいがちょうどいい。検索エンジンのようなWeb読者は「要点+箇条書き」で攻めよう


節約してシェイプアップ 簡潔な文章を書く5つのポイント

 必要のないコトバが多用されたり、センテンスがムダに長いなど余計なことが簡潔さを失わせる。ムダなコトバは使わないのが一番だ。そこで簡潔に書くためのポイントをいくつか挙げる。これらを守るだけでもずいぶん簡潔になる。

  • センテンスは短く。できれば40字~60字ほどに。(商品名など固有名詞が長い時は例外)
  • センテンスが短いゆえに、伝える内容は1つが原則。
  • 「~という」「つまり」など、省いても意味が通じるコトバは使わない。
  • 接続助詞「~が、」や「だが」「しかし」などの接続詞もなるべく使わない。
  • コトバを節約しよう。短く言える内容は圧縮(まとめ&言い換え)しよう。

 つなぎコトバを入れないと読み手が分からないかもしれない。そんな親切心から、つい余計なコトバを入れがちだ。僕も時々やってしまう。でも、読み手は前後の内容から違和感がなければ理解してくれる。不安があるかもしれないが、勇気を持って余計なものは省こう。

 例文のオリジナルバージョンはおおむね簡潔ではあるが、内容を損なわず、もっと簡潔にすることが可能だ。簡潔な書き方の鉄則にしたがってリライトすると、次のようになる。文字数もぐんと減ってずいぶんスマートになる。価値も機能も価値の証明もしっかり入れて100文字を切っている。これならキャッチフレーズとURLを埋め込めこんでツイートできる

もっと簡潔なバージョン

 写真も動画も驚くほど鮮やか。高解像度510万ピクセルのRetinaディスプレイ採用。ハイビジョンテレビより300万もピクセル数が多く、画像は細部までシャープ。再現力はいちだんと現実に近づきました。

 はじめから簡潔に書くのは難しい。内容が決まれば、まずは小さなことを気にせずに書くといい。文章作法についての本で、古代中国のベストセラー「文章軌範」にもこう書かれてある。「文を学ぶは、初めは胆の大なるを要し、終わりは心の小なるを要す」と。

 平たく言うと、はじめは大まかに書いてみる、それができたら細かいところを気にせよという意味だ。思い切って書いて、しばらく経って見直す(ココが重要)。たぶん書いている時に気づかなかった贅肉が見える。そこからゴリゴリと削ったり、磨いたりしてシェイプアップする。

 文章を書くとき、書いたり削除したりしていっこうに進まない人もいるが、それは時間の浪費だ。ちょい長めのコピーだって同じ。まずはシナリオを組み立てたら(前回参照)書くこと。ブラッシュアップしながら整えていけばいいのだ。

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検索エンジンのように読むWeb読者には「チャーチル式」がオススメ

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この記事の著者

有田 憲史(アリタ ケンジ)

 コピーライター(キャリア24年)。主な仕事は広告や販促ツール、Webサイト、IRツール、ダイレクトマーケティングの企画やコピー。時々マーケティングプランナーも。その他さまざまな仕事もこなしており、ネット通信講座のコピーライティングの講師、マーケティングコンサルタントやゴーストライターの経験も。これまで担当した業界は電機メーカー、IT、不動産、自動車メーカー、健康食品、流通、食品など。

●ブログ「コピーライターが思わず ! となったコピー。」
●Twitter:ありけん@arikenunited

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2013/06/27 17:34 https://markezine.jp/article/detail/16117

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