マイクロアドは、国内におけるRTB経由のディスプレイ広告市場に関する調査を実施し、2011年のRTB経由ディスプレイ広告費と、2012年から2016年までの市場規模を試算した。
RTB元年とも言われた、2011年の市場規模は66億円まで拡大。2012年は、前年対比4倍の256億円まで伸長すると見込まれる。2013年以降も、複数の大手ポータルサイトやアドネットワーク各社、さらにはSNS提供事業社によるRTB経由のディスプレイ広告配信面の拡大、また海外事業社の日本国内へのDSP事業参入などが進み、2016年にはディスプレイ広告の25.7%がRTB経由で配信、市場規模は1,000億円を突破すると予測される。
RTB(Real Time Bidding)とはアドエクスチェンジが保有する広告配信技術の一つ。広告の表示毎にオークション方式で最適な広告を選択する仕組み。広告主は対象とするユーザーを指定して配信するオーディエンスターゲティング広告を効率的に運用することができる。かつディスプレイ広告を提供する媒体社にとっては、広告の表示毎に、閲覧ユーザーにとって最適と判断される広告が表示される事で1インプレッションごとの価値を向上させることが可能になる。
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