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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

「Google アナリティクス リマーケティング」が変える広告と解析の世界

マルチセッションフィルタを活用した高度なリスト作成とリマーケティング基本戦略

有効期間の設定

 続いて、新しいリマーケティング リストの作成の3番目のステップに移ります。

3. 有効期間の設定

 リマーケティング リストを作成する際は、ユーザーがサイトに再びアクセスしない場合にその Cookie をリストに保存する期間を指定します。これを、「リマーケティング リストの有効期間」と呼びます。デフォルトは30日間が入力されていますが、最大540日まで指定できます。

 検討期間が短い商材を取り扱うウェブサイトや、消耗品を取り扱うウェブサイトは、有効期間を短く設定したり、逆に検討期間が長い商材を取り扱うウェブサイトや長期間のファン醸成を狙う場合などは、有効期間を長く設定して、リマーケティング施策を展開できます。

例:有効期間を30日に設定した場合

 リスト作成後、リマーケティング タイプ、フィルタの条件に合致したユーザーが随時リストに追加されていきます。合致した時点から30日間リマーケティングが有効です。

 リスト作成の日に訪問し、指定に合致したユーザーが30日間再訪問しない場合、最初の訪問日から30日間がリマーケティングの対象になります。31日目にはリマーケティング対象から外れます。

 条件に合致後、合致した後も再訪問した場合、ユーザーの動きとしては条件を外れる場合があります。その場合でも条件に合致した時のリストに保持されますのでご注意ください。

 たとえば、「コンバージョンしていないユーザー」という条件を指定してリストに保持された場合、その後の再訪問セッションでコンバージョンした場合も条件に合致した時点から有効期間中はリマーケティング対象になります。

 条件に合致したが、その後にコンバージョンしたユーザーを除外したい場合は、コンバージョンを条件にフィルタを設定したリストを作成し、AdWordsのリストの組み合わせで除外する方法があります。

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見積もりデータの確認とリストの保存

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この記事の著者

山田 輝明(ヤマダ テルアキ)

NRIネットコム株式会社 クラウドテクニカルセンター 副センター長 兼 営業DX推進担当

2009年にNRIネットコムに入社。デジタルマーケティング事業を立ち上げ、特にGoogleアナリティクス、デジタル広告に関するビジネス拡大に注力。2018年にNRIネットコムから一旦退出し、株式会社MeeCapを設立、スタートアッ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/11/21 11:00 https://markezine.jp/article/detail/16788

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