サイト設計時には、ワイヤーフレームを作ってもらおう
ミーティングでの結果をもとに、サイト設計に入ります。その際、ワイヤーフレームを作成してもらい、ページのどこにどういう情報を載せるのか、見える形で共有できるようにしましょう。

ここで大切なのは、ワイヤーフレームの目的はデザインすることではなく、あくまでも各情報がどの程度の大きさで示されるのかをイメージするためのものだということです。ワイヤーフレームをチェックする際には、見た目のデザインについては考えないで下さい。
ワイヤーフレームでOKが出たら、デザイナーはPhotoshopやFireworksなどの画像作成ソフトを用いて完成イメージを作っていきます。ロゴや各種画像など、掲載すべき画像があればこのタイミングで支給してください。テキストコンテンツについては、このタイミングではダミーでもいいでしょう。
デキるデザイナーは管理上手
直接デザインとは関係ない部分ですが、デキるデザイナー(制作会社)はファイル管理、レイヤー管理が上手い人が多いです。逆に言うと、非常にタイトなスケジュールで進んだりすると、この管理が疎かになり、トラブルに発展しがちです。
『Photoshop』や『Illustrator』といった画像作成ソフトには、透明な紙をいくつも重ねることで効率よく作業を進めることができる機能があり、この透明な紙のことをレイヤーといいます。たとえば小さなボタン1つ修正する場合でも、ボタンのベースとなるレイヤー、立体感を表すためのレイヤー、ボタン内に配置する文字のレイヤーなど、複数のレイヤーに分かれています。ページ全体のデザインとなると、そのレイヤー数は膨大になります。

ファイル名も同様に、デザインの変更や修正が重なるたび、「名称未設定」「◯◯のコピー~2」「◯◯のコピーのコピー」といった状態になると、どれが最新なのかがわからなくなってきます。
細かいところですが、デキるデザイナーはネーミングルールをきちんと定め、複数人で作業する場合は共有し、効率的に仕事が進むようにしています。