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Webデザイン技術キホンのキ

クオリティ低めの素材画像、「かっこいいサイトにしてよ」、パンフレット丸投げ……。Webデザイナーがリアルに困った事例

 なぜWebデザイナーの修正はすぐ終わらないのか? ノンクリエイター向けにデザイン技術のキホンのキをお届けします。

サイトが出来上がった後の「気に入らない」を防ぐために

 サイト制作を進めていると、いろんな「困った!」に遭遇します。今回はそんななかから、いくつかの「困った!」と、どうすれば困らないかを考えてみます。

Webデザイナーがリアルに困った(1)クオリティ低めの素材画像

 サイトで扱う商品の画像はそのサイトを象徴する、非常に大切な要素です。クオリティの高い素材画像があるかどうかでサイトの印象は大きく影響を受けると言ってもいいでしょう。カメラマンを雇う余裕があるプロジェクトであれば問題ないのですが、そうでなければ自社で用意してもらう必要が出てきます。

 ですが、用意してもらった画像を見ると、家庭用のコンパクトデジカメでフラッシュを焚いてハイライトが白く飛んだ商品写真や、やたら縦位置で撮られた建物の写真だったり、その他には自社カタログをスキャンした画像や以前のサイトで使っていた素材画像しかない、というケースが多く見受けられます。

フラッシュを焚いた商品画像
縦位置で撮られた建物画像

 これらがダメな理由は、以下のとおりです。

  1. 商品写真でフラッシュを焚くと、陰は暗く、明るい箇所は白くつぶれてしまい、立体感の乏しい画像になる。
  2. 縦位置で撮影すると横幅が足りず、素材としての使い方に制限が出る。
  3. 印刷物はスキャンすることで画像のクオリティが下がるので、元データの方がよい。
  4. カタログで使用している画像は他の目的での使用が許可されていない場合がある。
  5. 以前のサイトの画像の使い回しは、そのサイズ以下でしか画像が使えない。

 使いにくい素材であってもある程度は画像を加工することで補えるのですが、もともときれいに撮影された画像には及びません。

 お見合い写真にプリクラを使う人はいませんよね。商品をPRするための大事な写真です。できればここは必要経費(というか投資)と割り切って、きちんと撮影された画像を用意したいものです。

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Webデザイナーがリアルに困った(2)制作側と依頼側の意思疎通ができていない

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この記事の著者

山本 浩司(ヤマモト コウジ)

未来画素代表。関西を中心に、Web制作、Webディレクション、コンサルティング、執筆活動まで、幅広く活動中。専門学校や大学での講師経験も多数あり。趣味は写真撮影と親バカブログと子どもの幼稚園の父の会活動。著書に『これからはじめるGIMPの本』(技術評論社)、『趣味や仕事で使える! かんたんホームページのつく...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2013/03/01 08:00 https://markezine.jp/article/detail/17234

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