アドビシステムズは、同社が提供する「Adobe Marketing Cloud」において、1月18日より、新たに日本国内での「Adobe Social」 の提供を開始した。
「Adobe Social」は、リスニング&モデレーション、エンゲージメントの分析や、コンテンツ、アプリケーションの制作、ソーシャル広告の購入など、ソーシャルメディアマーケティング運用において発生する操作を、一つのプラットフォーム上で一元管理できるエンドツーエンドのソーシャルマーケティングソリューション。
現在、日本の企業におけるソーシャルメディアマーケティング活動はPRやカスタマーサポートの延長線という位置づけで運用されるケースが主流。その活動成果は「いいね!」やリツイートによる拡散効果などで指標化されていることが多く、ビジネスに直結した指標を掲げることができていないと指摘されている。
また、トリプルメディアの一つとしてのアーンドメディアであるソーシャルマーケティングをその他二つのメディア(ペイド、オウンド)と同じようにコンバージョンなどの軸で評価する事も困難であった。
さらに、企業が展開する「ソーシャルマーケティング活動」には広報担当、製品担当マーケター、コンテンツを作成する担当者、それを配信する担当者、カスタマーサポート、そしてその結果を分析する担当者など、組織横断型で多くの人員が関与し、社内限定のケースであっても非常に煩雑な運用になりがちである。
本サービスは各ソリューション同士が連携しており、現状の課題であるソーシャルマーケティング活動における運用管理の負荷を軽減し、活動自体の最適化を実現するためのPDCAサイクルを単一ツールで支援することができる。
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