新たなメディアチャネルを考えた際に、LINEという選択肢が浮かび上がった
今回、お話をうかがったエイチ・アイ・エス 石原道啓氏は、パッケージツアーのホームページ作成・運営管理に従事している。その傍ら、パッケージツアーの訴求を目的に、IT部門の新しいメディアチャネルの開拓や、それらを利用したキャンペーン施策などにチャレンジしている。
「パッケージツアーの訴求が目的の事業部であり、ホームページ以外のチャネルでの情報露出を考えた際に、LINEという選択肢がでてきた。LINEユーザーも増えてきている中で、お客様に情報を届け、パッケージツアーの販促に繋げるという目的でLINEマーケティング活用に取り組んだ」(石原氏)
今、一番若者が利用しているメディアを押さえる
エイチ・アイ・エスは2012年9月18日にLINEに公式アカウントを開設。その後、2012年10月23日~2012年11月19日の期間、同社の公式アカウント登録者向けにLINEキャラクターと同社のコラボスタンプを提供した。
LINEの活用に取り組んだ経緯をたずねたところ、「もともと、我々もLINEに注目していた。すでにローソンなどの企業はLINEの活用を始めていたので、弊社も将来性のあるメディアに乗り遅れないように、スピードをもって対応しなければと思った」と石原氏は語る。
今回のエイチ・アイ・エスのLINE施策の目的は、すでに同社が強いマーケットである、若者の顧客基盤のさらなる強化であった。
「シニアマーケットの台頭に対応する一方で、これまでエイチ・アイ・エスが強みとしてきた若者層に対するアプローチは継続していかなくてはいけない。そこで今後、一番若者が使うことになるであろうメディアを活用するというところでLINEに注目した」(石原氏)