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LINEマーケティング活用企業特集

LINEマーケティングはO2O施策に直結するか?1か月で300万人へリーチできるメディアを育てたH.I.S.の戦略【第4弾:エイチ・アイ・エス】

スマホ経由の予約数が倍以上に増加

 LINEでメッセージを配信した際のユーザーの反応をたずねたところ、「メッセージ配信後の一時的なアクセスはサーバーがダウンしてしまうほど。その瞬発力・爆発力は通常の我々が行っていたフィーチャーホンのモバイル会員向けの施策とは違うと感じている」と石原氏は語る。

 また、費用対効果の指標については、「メッセージ配信時の開封率、LINE経由のスマホアクセス数などを計測している。LINEだけの影響かどうかは断定できないが、スマホ経由の予約数は倍以上に増えており、予約数もリアルに増加している。瞬間的には9割以上がLINEからのアクセスという時間帯もある」

目指すは1,000万人にリーチできる媒体

 公式アカウント開設やスタンプ配布など、一連のLINEマーケティングの施策は「学生の卒業旅行シーズンに合わせて、施策を仕掛けた」と石原氏は語る。

 「エイチ・アイ・エスは若者への訴求が得意と言われているが、継続的に若い人にアプローチしていくことは欠かせない」(石原氏)

 例年、エイチ・アイ・エスは学生旅行の広告費を予算化して投下してきた。これまでは販促物の作成や学生向けの特別キャンペーンなどに費やしてきたが、今年はそれらを一切やらずに、LINE施策へ投資した。つまり、LINE施策に予算を一点投下したのだ。

 「結果として学生旅行の予約数は順調に増えており、LINEでの訴求は間違っていなかった。もちろん、LINEが全てではない。また違う新しいメディアが登場し、それによってリーチできる顧客が増えるのであれば、積極的に活用していく。

 またリーチできるユーザーをできるだけ多く増やしていけば、さらに新しいものがみえてくると思う。公式アカウントの友達の数は現在約300万人だが、1,000万人を目指して今後も新たな施策を仕掛けていきたい」(石原氏)

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この記事の著者

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長
1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケティング専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、雑誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新ビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは2児の母。

★編集...

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MarkeZine(マーケジン)
2013/02/15 10:00 https://markezine.jp/article/detail/17137

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