eMarketerが4月4日に発表した予測によると、2011年10億ドル、2012年20億ドルだったRTB広告費が、今年は33億6000万ドル以上投入される。市場が成熟するにつれて、成長率は低下するとみられるものの、2017年までにRTBに投入される広告費は毎年2桁成長を維持する見込み。2017年にはRTB広告費は84億9000万ドル以上となり、ディスプレイ広告費の29%を占めると予測している。
RTBの成長の主な要因はオペレーションの効率化とより良いターゲティングにある。パブリッシャーにとって、RTBは使われていない在庫を売るのに魅了的な方法であり、マーケターにとっても価格をコントロールし、ROI向上を図ることができる。
その一方でプログラマティックバイイングは複雑でわかりにくい一面がある。同レポートでは、パブリッシャーは共食いを恐れ、マーケターは広告の表示場所と結果に対する品質と透明性について懸念を抱くだろうと付け加えている。
【関連記事】
・DAC、米TubeMogulと資本業務提携~国内動画RTB市場参入へ
・プラットフォーム・ワン、「Facebook Exchange」におけるRTB取引をスタート
・cciが米Rocket Fuelと提携、人工知能技術を使ったRTB
・マイクロアド、2016年RTB取引市場規模は1,000億円突破
・オプトグループ、ディスプレイ広告の運用からタグ・データフィードの導入支援まで提供