サイバー・コミュニケーションズ(以下、cci)は、同社が運営するオンラインアドエクスチェンジ「OpenX Market Japan」を、マイクロアドのSSP「MicroAd AdFunnel」と接続した。
「OpenX Market Japan」は先行してPCディスプレイ領域においてオンラインアドエクスチェンジ事業を展開していたが、この度、スマートフォン広告領域におけるマーケット拡大を目指す。なお、「MicroAd AdFunnel」がRTB取引においてスマートフォン広告在庫を外部供給するのは、今回が初の試み。
従来のスマートフォン広告では、アドネットワークを中心にCPC課金(クリック課金型)での取引が主流であった。一方で、RTBによるCPM課金(インプレッション課金型)では高単価な取引を拡大させ、広告在庫の効率的なマネタイズ、広告収益のさらなる向上が期待できる。
この度の「MicroAd AdFunnel」との接続により、「OpenX Market Japan」経由でRTBによる買い付けが可能な広告在庫を増やすことで、DSP事業者との接続を加速。マルチデバイスに対応したオンラインアドエクスチェンジへの参画促進を進めていく。
「OpenX Market Japan」は、今後も媒体社、SSP事業者、アドネットワーク事業者とのRTB接続を進め、2013年度内にスマートフォン領域の広告配信可能在庫として、月間150億インプレッションを目指す。
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