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ネットコン猿・道明寺猿ノ介が斬る!勘違いから学ぶネット広告&ネット経済

サルでもわかる検索連動型広告(後編) 間違いワードの予想も大事ってどういうこと?の巻


猿ノ介が閃いた危険な裏技とは?

検索連動型広告って、クリックされるたびにお金を支払って、お金がなくなったら掲載終了ですよね

そうです

となると、ライバル会社の広告をクリックしまくって、お金をなくしちまえば、その広告を葬り去ることができるんでは……

(ゴクリ)

……これって、我輩が初めて発見した裏技ですよね?

いえ。とてもよく聞かれる質問です(アッサリ)

あらら

なーんだ。で、こういった不正には、どのような対処がとられるんですか?

同じ人による大量の不正クリックが検出されると、課金はされないようになっているんです。このように不正クリックに対しては、米ヤフーを主導にあらゆる対策を取っているんですよ

そ、そんなことまで対応されていたとは……

また、新しい掲載順位決定方式が導入されてからは、クリックされることで品質が上がり、ライバルのメリットになる……とも考えられますしね

なるほどー。どうもすいません。変なことばかり聞いちゃって。では、今日は、いろいろありがとうございました

こちらこそありがとうございました。お使いいただいてわからない点がありましたら、弊社の公式サイトにあるヘルプセンターや、お電話で直接お客様サポートセンターまで、ご連絡ください。お申し込みに関するお問い合わせもどうぞ!

~場所はかわって道明寺猿ノ介のオフィス~

今日も勉強になりましたね

本当だな。よし綾小路クン、今回の取材の総括をしてみてくれたまえ

まず、検索連動型広告が当初イメージしていたより、だいぶ進化していたことに驚きましたね

そうだな。キーワード一つひとつに入札するというよりも、キャンペーンや広告グループという大きな枠組みを利用することで、利便性がよりアップしていたわけだな

あと、調べてみたんですが、このキャンペーンというのは地域ごとに設定できるようですね

ほお。つまり、東京とか神奈川といった特定地域から検索されたときのみ、掲載することができるわけか

このように地域を限定して広告を出せることは、利用者の裾野を大きく広げることにつながるでしょうね

そうだな。駐車場とかそば屋の出前とか、商圏の限定された商売の方が世の中には多いしな。あと、闇雲に1位を狙うのではなく、予算などをきちんと把握して、ビジネスに利用するべきという話も印象的だったな

そうですね。それと、予算がないなら、有効なキーワードを組み合わせて使うなど、いろいろ工夫しがいがあるのも、この検索連動型広告の面白いところですよね。最後に、道明寺さんが考えた『裏技』が、まったく機能しなかったことは、とりわけ印象深いというより「やっぱり」って感じでした

くぅ。バカにしおって~。ま、我輩としては、この検索連動型広告というのは、キーワードを考えたり、流行に応じて戦略を練ったりと、ネットコンサルタントがとても活躍できる舞台だと感じたのだが

そうですね。その通りだと思いますよ!

そこで、さっそく我が社も検索連動型広告を使って集客しようと思うのだが、どうだね

賛成です!

ただな「インターネット コンサルタント」だと高そうだから、「インターネット コン猿」ってのを買っておこうと思うのだが、どうだね

ぶっ! たしかに、今日教えていただいたことを利用した作戦だと思いますが、「コン猿」なんて間違える人いないでしょ

いや、いるに違いない! それに、こういう間違いをする人はきっとボンヤリ屋さんだから、いいお客さんになるに違いないぞ! ウキー!

 ……こうして、またひとつインターネット広告を理解した道明寺猿ノ介。真のコンサルタントを目指す彼の戦いはまだまだ続くのであった。<つづく>

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この記事の著者

岡部 敬史(オカベ タカシ)

72年京都市生まれ。『別冊宝島』の編集を経て編集・執筆業。ブログ評論家。著書に『ブログ進化論――なぜ人は日記を晒すのか』(講談社プラスアルファ新書)、『Web2.0殺人事件』(イーストプレス)。『このWeb2.0がすごい!』(日経BP社)。編著書に『このブログがすごい!』(宝島社)などがある。個人のブログは『岡部敬史の編集記』

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/09/27 21:32 https://markezine.jp/article/detail/1830

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