Google アナリティクスの「アドバンス セグメント」は、訪問(セッション)の単位でユーザーをセグメントする機能。「有料トラフィック」や「直帰したユーザー」などあらかじめ用意されたセグメントを選んだり、自分でカスタマイズしたセグメントを作ることもできる。Googleはこの機能を一新し、今後段階的にリリースを行うと発表した。
今回のリニューアルでは、ユーザーインターフェイスを変更。セグメントを四角いブロックで並べて表示し、ドラッグ&ドロップで操作したり、リスト形式のユーザー インターフェースも選ぶことができる。よく使うセグメントは星マークをクリックしておけば、お気に入りのセグメントとして呼び出すことが可能になる。
また、既存のアドバンス セグメントは、セグメントを絞り込む単位が、「訪問(セッション)」単位となっており、「コンバージョンしたセグメント」を選ぶと、コンバージョンが起こった訪問だけに絞り込まれるという仕組みだった。新しい「セグメント」では、ユーザー(ユニーク ユーザー)の単位でセグメントを絞り込むことができ、訪問を越えてより長い期間の行動でユーザーを絞り込むことが可能になる。ユーザーを絞り込む期間は最大90日間。例えば、30日間に一度でもコンバージョンしたユーザーに絞り込んだり、過去90日間で、2万円以上購入したユーザーに絞り込むといったことができる。
ユーザー行動の順番を指定したセグメントも切れる「シーケンス」画面や、初回訪問日でユーザーをセグメント化(コホートを作成)する「初回訪問日」画面も搭載。あらかじめプリセットされたデフォルトのセグメントも多数提供されており、コピー・編集して利用することができる。
【関連記事】
・「Google アナリティクス プレミアム」、日本でも正式サービス開始
・電子チラシ「Shufoo!」で、パーソナル・セグメント配信可能な「IDポスト」サービス開始
・「マルチスクリーン」セグメントの消費者は最もエンゲージメントしやすい
・アクティブコア、「ac cruiser」に流入・閲覧履歴とアクションから訪問者をセグメントする新機能
・IMJ、詳細なセグメンテーションを可能にする「行動観察型アクセス解析サービス」