SAPとSASはSAP HANAプラットフォームとSASのアナリティクスを活用した、テクノロジーおよび製品ロードマップの共同構築に向けて動き出した。インメモリーのSAP HANAプラットフォームにSASのアプリケーションを組み込み、実績のあるSASのアドバンスド・アナリティクス・アルゴリズムをSAP HANA上で実行することにより、意思決定者はリアルタイムのデータ分析がもたらす価値を享受できるようになる。
統合されたプラットフォームを活用することで、データの移動、重複、調整などの作業を削減。インメモリー上での超並列分散処理が可能になり、従来は不可能だった新たなビッグデータソリューションを提供する。
両社はSAP HANA上でのSASアプリケーションの実行を検証するため、2014年に金融、通信、小売、消費財、製造を含む両社共通の顧客を対象に共同販売のパイロットプログラムを実施。具体的には、カスタマーインテリジェンス、リスク管理、アセット管理、マネーロンダリング防止をはじめとするさまざまな業務を対象としている。
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