凸版印刷は、2013年12月、買い物に役立つ情報がスマートフォンに集約できる流通向けCRMツール「お買い物アプリ」の提供を本格的に開始した。2018年度までに20億円の売上を目指す。
近年、スマートフォンの普及率は爆発的に増加しており、2015年度末には60%に到達すると予想されており、企業が提供するサービスのスマートフォン対応が急務となっている。そして流通業界では、従来のPOSデータからの商品購買情報だけでなく、顧客情報に基づいた情報活用が求められている。スマートフォンアプリを活用することで、これらの課題を解決しようという企業が増加している。
「お買い物アプリ」は、ID(顧客)ベースで会員証・クーポン・チラシ・キャンペーンなどのサービスをスマートフォンアプリに集約したCRMツール。スマートフォンを用いた会員証サービスなどの情報配信を行うことができる。基本プラットフォームをASPで提供することで、導入企業は低価格で運用できる。また、買い物に役立つ情報がスマートフォンに集約されることで、生活者にとっては利便性が増し、利用頻度の向上が期待できる。
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