ニールセンは、スマートフォン視聴率情報Mobile NetViewの12月データ、および、PC版インターネット視聴率情報NetViewの12月データをもとに、インターネット利用時間における各サービスカテゴリのシェアを分析し、結果を発表した。
パソコンではブログやSNSを含む「メンバーポータル・コミュニティ、SNS」が利用時間全体のうち17%を占め、スマートフォンでは「ソーシャルネットワーク」が23%を占める結果となった。パソコン、スマートフォン共にSNS等の利用時間が大きなシェアを占める中、スマートフォンではゲームの利用時間が全体の15%を占め2位にランクした。
スマートフォンのゲーム利用状況に着目すると、スマートフォンからのインターネット利用者のうち約8割の人がゲームを利用していた。また、ゲーム利用者一人あたりの利用時間としては、1日あたり平均して16分ゲームを利用していました。
また、高校までにインターネットが普及しており、様々なオンラインサービスに慣れ親しんでいる18~34歳と、小学生~高校生の頃にファミコンが発売された35~49歳の間で、スマートフォンのインターネット利用時間シェアを比較してみた。
18~34歳ではSNS利用時間のシェアが最も高く29%を占め、ゲーム利用時間のシェアは12%だったのに対し、35~49歳ではゲーム利用時間のシェアが最も高く20%を占めていた。
同社 アナリストの高木史朗氏は、「生活者の限られた生活時間のうちシェアを占める上で、スマートフォン利用時間のうち15%もの時間をゲームが占めているという点は注目すべきポイントだ。また、インターネットと慣れ親しんでいる世代よりもファミコン世代の方がスマートフォンでゲームを利用しているという点も、重要な特徴と言える。若年層は、ゲームよりもSNSやLINE等で友達とコミュニケーションをとることに多くの時間を割いていることが、世代の違いを大きく反映している」とコメントした。
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