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「Google アナリティクス AS “DMP”」【2】
BigQueryとDoubleClickとの連携で、Google アナリティクスは広告運用プラットフォームへ進化する

2014/02/21 11:00

 Googleアナリティクスで扱えるデータはますます広がりをみせており、「Google アナリティクス リマーケティング」をはじめ、さまざまなデータ活用が可能となっています。今回は、拡張を続けるGoogle アナリティクスが目指すさらに大きな可能性について、トランスコスモス主席コンサルタント 山浦直宏氏が解説します。

データの計測と統合は何のために行われるか

 前回の記事では、Google アナリティクスがすでに“簡易プライベートDMP”ともいえる機能を実装し、さらに進化を続けていることを予測とともに述べました。2014年に本格的アップグレードを迎えるユニバーサルアナリティクスが持つユーザーIDコントロール機能によって、計測データを本格的に“人(オーディエンス)”単位で集計することを可能し、企業が持つさまざまなデータのインポートによる連携やGoogle Display Network(GDN)への人単位でのターゲティングリストの提供(Google アナリティクス リマーケティングリスト)も可能になる日がすぐそこまでやってきているといえます。

 しかし、Google アナリティクスにおけるデータの統合は今に始まったことではありません。その機能を振り返れば、Google AdWordsとの連携による広告配信指標(インプレッション数、クリック数、クリック率)を取り込むことによる集計指標の拡張、ユーザー属性(性年齢別)やインタレストカテゴリ(興味嗜好分野)などAdWords広告のターゲティングで利用する統計データのインポートによるディメンションと指標の拡張、さらにはeコマース計測で購入トランザクションデータや商品ごとの売上データなども取り込み、レポート画面の「コマースメニュー」としてeコマーストランザクションに関連するディメンションと指標データを拡張提供するなど、枚挙にいとまがありません。

 そのほかにも「コスト分析」「AdSense」「ウェブマスターツール連携」「ソーシャルデータハブ」「ページ速度」のように、いわゆるウェブビーコン型のアクセス解析ツールではそもそも計測できないさまざまなデータを、インポートまたは統合してレポートメニューとして提供してきたのです。

データは施策のために計測・収集される

 このようにデータの統合は今に始まったことではないのですが、Google アナリティクスはなぜ自ら計測できるウェブアクセスログデータだけでなく、外部データも取り込んできたのでしょうか?

 (私はGoogle社の人間でもなく開発者でもないので)あくまで私見と予測の範囲で申し上げれば、それはひとえにマーケティングROIの最適化のために必要、もしくは有用なデータであるからといえると思います。ここでいうマーケティングROIで想定される主な費用は広告費とサイト制作・運用費です。つまり簡潔にいえば、サイトに集客しサイトでコンバージョンさせるための施策を効果的に実施するためのデータを計測&収集し、レポートしているということになります。

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