SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

定期誌「MarkeZine」

第81号(2022年9月号)
特集「すごいBtoB企業がやっていること」

定期誌購読者なら
誌面がウェブでも読めます

クロスチャネルキャンペーンマネジメントの潮流

最近よく耳にする「キャンペーンマネジメントシステム」 正しく理解できていますか?


 この新連載では、ディレクタスの岡本泰治氏がキャンペーンマネジメントシステムに関する基礎知識と国内外のベンダーの現状や今後の展望、そして活用方法などについて解説していきます。

 「キャンペーンマネジメントシステム」「マーケティングオートメーション」「自動化」…これらは昨今よく耳にするようになった言葉です。一方でこれらの言葉の理解は、人やその人の立場によって「差異」がある印象も受けます。本連載では言葉の定義や普及した背景を整理をしつつ、「キャンペーンマネジメントシステム」を利用することで具体的に何ができるようになり、その実現のために必要な知識や手順は何かを具体的に紹介していきたいと思います。キャンペーンマネジメントシステムの利用促進の一助になれば嬉しく思います。

本格的な普及が始まったキャンペーンマネジメントシステム

 このところ、日本でもキャンペーンマネジメントシステムの導入を検討する企業が増えています。国内外のベンダーの参入も相次ぎ、本格的な普及が始まりそうです。しかし製品カテゴリーとしての定義は曖昧なままで、実際、機能にもかなり違いがあります。この混乱には理由があるのですが、結果的に色々な誤解を招いてしまっているのではないかと思います。

 まず言葉の定義から見てみましょう。

 実はこのカテゴリーを「キャンペーンマネジメントシステム(Campaign Management System)」と呼んでいる例は本場の米国ではあまり見かけません。例えば調査会社のフォレスター・リサーチはクロスチャネルキャンペーンマネジメント(Cross-Channel Campaign Management)【※1】、同じくガートナーはマルチチャネルキャンペーンマネジメント(Multichannel Campaign Management)【※2】と分類して製品を評価しています。

  1. The Forrester Wave™: Cross-Channel Campaign Management, Q1 2012
  2. Magic Quadrant for Multichannel Campaign Management, MAY 2013

 対象となるベンダーには少し違いがあって、フォレスター・リサーチのレポートは基本的にBtoC向けの製品ですが、ガートナーではBtoB向けの製品も同じカテゴリーとして評価されています。またベンダー各社の自社製品の呼び方もバラバラです。米国でも製品カテゴリーの定義は曖昧なのです。

 キャンペーン(Campaign)という単語も米国と日本でニュアンスが違います。日本では宣伝企画とかプレゼント懸賞といったイメージがありますが、キャンペーンマネジメントシステムの「キャンペーン」は、特定の目的を達成するための一連のマーケティング施策を意味しています(元は軍事用語で、ある目標を達成するための作戦行動を指します)。

 いきなりCross-Channel Campaign Managementでは分かりにくくなるので、本稿では日本で馴染みのあるキャンペーンマネジメントシステム(以下CMS)で通すことにします。

 ちなみにマーケティングオートメーション(MA)という言葉は見込顧客の顧客化プロセスを管理するソフトウェアを指すことが多く、主にBtoBマーケティング支援の目的で採用されています。MAは見込顧客の管理機能と併せて見込顧客の育成(リード・ナーチャリング)のためのキャンペーン管理機能を備えていて、そのためCMSに分類されることもあります。(CMSの中にもMAとしても高く評価されている製品があります)。

 ただ一部のベンダーでは見込顧客管理機能のないCMSでもMAと呼んでいたりして、やはり厳密に定義するのは難しそうです。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
あらためてCMSとは何なのか

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
クロスチャネルキャンペーンマネジメントの潮流連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

岡本 泰治(オカモトヤスハル)

 株式会社ディレクタス 代表取締役。リクルートを経て、ディレクタスを設立。数多くの大手企業のeCRM及びEメールマーケティングの戦略を立案し実行を支援。現在は複数チャネルを横断したクロスチャネル・マーケティングのためのコンサルティングとCCCMなどのツール提供、運用支援を行う。著書に『BtoC向けマーケティ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2014/06/10 18:41 https://markezine.jp/article/detail/19458

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング