マリンソフトウェアは、4月8日、「Marin Context Connect」を発表した。「Marin Context Connect」は、サードパーティーアプリケーションとの連携において、APIを介さず直接接続を可能にする「Marin Connect」の主要機能の一部。
同社の調査によると、米国で最も厳しい大寒波となった週(2014年1月19~25日)、米国の小売業分野における検索広告インプレッション数、クリック数、消費額は過去の記録と比較して大幅に増加した。検索広告インプレッション数の1,500%を超える増加に対し、クリック数、消費額はそれぞれ268%、79%の増加にとどまった。このデータは、異常な寒波が原因でネットショッピングに費やす時間が増えた消費者が数多くいたにもかかわらず、広告主は急激な環境の変化に対応できなかったということを示している。
消費者の行動は複雑であり、外部要因や環境要因によって商品やサービスの需要は常に変化する。「Marin Context Connect」を活用することで、天候、テレビ番組、在庫、各種スポーツの試合結果、株式市場の動向など、多種類のコンテキストデータを取り入れることが可能になる。これにより、デジタルマーケティングの展開を高度に最適化し、ビジネスに影響する環境の変化を商機に変えることができる。
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