Social CRM時代の到来
「カスタムオーディエンス」機能は、Facebook以外のソーシャルメディアも対応を始めてきています。Twitterは昨年にアメリカで同様の機能がリリースされ、日本でも利用ができるようになってきています。また、LINEも先日「LINEビジネスコネクト」という機能を発表し、こちらも「カスタムオーディエンス」のような機能となっています(関連記事はこちら)。

ソーシャルメディアは、ただの広告媒体としてだけではなく、各プラットフォームを活用してCRM機能を充実させることで新しい価値として高めていく傾向にあります。これまでのCRM機能の主であったメールでは「メールアドレスの取得」が重要でしたが、これからのSocial CRM時代においては「ソーシャルIDの取得」が肝となります。
この先のマーケティング活動において、企業のもつデータベースとソーシャルメディアのデータベースを連携して、CRMにおける新しいチャネルとして定着し、ユーザーとより密接なコミュニケーションを図っていくということがスタンダードになっていくのではないでしょうか。
まとめ:Facebook広告で売上を伸ばす方法
今回の連載では、「売上直結!ダイレクトレスポンス視点のFacebook広告活用術」というテーマのもと、Facebook広告で費用対効果を高めるための考え方と事例をお伝えしてきました。最後に、Facebook広告で効果を出すための3つのステップを簡単にまとめておきます。
1、強いクリエイティブを作る!A/Bテストを繰り返し、クリエイティブ最適化を行う
各クリエイティブ要素(画像・タイトル・説明文)とA/Bテストのポイントを押さえ、強いクリエイティブを作り続けていきます。
2、ターゲットを狙い撃つ!データを分析してターゲティング機能を最大活用する
最初はターゲットを絞り過ぎず、Facebook媒体上での結果を分析しながら、ピンポイントに狙っていくことでさらに効果を高めていきます。
3、ユーザーを囲い込む!ユーザーのステータスに応じて広告を出し分ける
「カスタムオーディエンス」機能を活用し、ユーザーの状態に合わせたコミュニケーションを行い、LTVの向上を目指します。
ダイレクトマーケティングで活用するという観点において、Facebookは非常に有効な媒体です。今回の連載が、新規顧客だけでなく既存顧客とのコミュニケーションも含めて、読者のみなさんの売上拡大にご活用いただければ幸いです。
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