LINE株式会社は、5月8日、2014年1-3月期(1Q)の売上額(LINE PLUS・LINE Business Partners・データホテル等の子会社を含めた連結業績)は180億円(前四半期比14%増)、そのうち基幹事業であるLINE事業の売上額は146億円(前四半期比19%増、前年同期比223%増)となったことを開示した。
LINEの利用者数は引き続き堅調に拡大し、現在4億2,000万人のユーザーに利用されている。直近では、東南アジアやスペインなどユーザー数が多い国・地域に加え、南米における現地企業との共同マーケティングやスタンプのローカライズ、テレビCM放映などにより、チリ、ベネズエラなどでも新規ユーザーが増加している。
ゲーム事業
引き続き好調に成長している「LINE ポコパン」に加え、2014年以降にリリースした「LINE:ディズニーツムツム」などの新規タイトルがヒットし、利用者および売上の増加につながった。現在提供しているゲームタイトルにおいても、日本語・英語のほかにタイ・台湾などで言語対応を拡大し、海外での利用および売上も増加している。今後も地域特性を考慮し、順次言語対応を拡大していく。
スタンプ事業
著名なアニメキャラクターや、各国の有名なイラストレーターやデザイナーと協業し、現地の文化に沿った親しみやすいキャラクタースタンプを提供するなど、売上は増加している。特に、イタリア・フランスで現地人気キャラクターを起用したスタンプを提供し、当該地域でのLINE利用者増に寄与した。現在、「スタンプショップ」では約500以上の有名キャラクターを起用したスタンプを展開しており、引き続き拡大を目指す。
広告事業
世界各国で、公式アカウント・スポンサードスタンプを導入する企業が拡大、さらに、商品を購入したユーザーだけがスタンプをダウンロードできる「LINE マストバイ」の利用も広がっている。また、インセンティブサービス「LINEフリーコイン」は世界8か国で展開し、マーケティングプラットフォームとして存在感を増しつつある。
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