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23人の失踪者を発見! 人気出会い系アプリを使った行方不明者捜索プロジェクト

 「出会い系」といえば、パートナー探しの場。でも、少し視点を変えれば、他の使い方もできるのです。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日更新です。

キャンペーン概要

 時期:2014年
 国名:ブラジル
 企業/ブランド:DPPT Missing Persons Unit
 業種:慈善団体

無意識の捜査協力

 ブラジル南部のサンタカタリーナ州では、毎年3,000を超える人が行方不明になっているといいます。そんな事態を憂慮した行方不明者捜索機関「DPPD Missing Persons Unit」は、人気出会い系アプリを活用した前代未聞の捜索活動を実施。23名の不明者を発見して話題となりました。

 DPPD Missing Persons Unitが目を付けたのは、世界各地で絶大な人気を誇る出会い系アプリ「Tinder」。ここに行方不明者のプロフィールを登録し、アプリを活用する大勢の人に行方不明者の情報提供を呼びかけようというものです。

 まずは、Facebookに行方不明者の名前と写真を使ってプロフィールを作成。そしてこのアカウントを使って、Tinderに行方不明者の情報を登録します。(※Tinderの利用にはFacebookのアカウントが必須)

 Tinderの使い方は、次から次へと現れる異性の写真をスワイプして、好みの相手がいたら「♡」マーク(ハートマーク)をタップするだけというシンプルなもの。Tinderを使ってパートナーを探している人は、知らず知らずの内に、行方不明者の顔写真も目にするようになるという仕組みです。

 行方不明者の顔写真やプロフィールに興味を持ち、更なる情報を求めてクリックすると、その人が「行方不明者」だということがわかり、もし何か心当たりがあれば同団体へコンタクトするようメッセージが表示されるというものでした。

 2013年12月以降、100人以上の行方不明者のプロフィールが作成され、Tinderに登録されたといいます。“異性の顔写真をじっくり見るであろう”出会い系アプリに行方不明者の情報を掲載するという本取り組み。多くの人に不明者情報を見てもらうのに効果的で、主要なメディアにも数多く取り上げられました。そして、23名の行方不明者の発見に繋がるという大成功をおさめたといいます。

 男女の気軽な出会いを叶える流行の出会い系アプリの特性を活かした、目の付け所が鋭いプロジェクト。市民を巻き込み、能動的に協力者してもらうための“ハードルの下げ方”(=知らないうちに捜索活動に参加しているというスキーム)が素晴らしいと思いました。

動画はこちら

参考サイト

Creative Criminals

先週の紹介キャンペーン

老舗出版社の“読書離れ”を食い止める奇策 「続きを読んで!」とツイートするしおり

記事転載元:AdGang

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