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マーケティング領域のテクノロジー活用における課題・事例

2014/09/01 08:00

 2014年7月16日から18日にかけて、最新のマーケティングテクノロジーに関するイベント「Oracle Marketing Cloud Interact 2014」がサンフランシスコで開催された。本記事では、3日間のイベントで紹介された最近のマーケティングテクノロジーと、そのテクノロジーをマーケティングの現場で利用する企業の課題・事例などが多く共有された。

Oracle Marketing Cloud Interact 2014開催

 本イベントは、これまでResponsys, Inc.として提供していた「Responsys Interact」が、オラクルによるResponsys, Inc.の買収に伴って、「Oracle Marketing Cloud Interact 2014」として新たにテーマを拡大して行われた。

 昨年までは、Responsysの主要エリアであるB2Cのクロス・チャネル・キャンペーンマネジメント領域でのテーマが主体となるイベントであったが、今年はそれに加えて、B2B領域でのマーケティング・オートメーション、ソーシャル・リレーションシップ・マネジメント、データ・マネジメント・プラットフォーム、コンテンツ・マーケティングなど、「Oracle Marketing Cloud」(オラクルマーケティング・クラウド)としてカバーする幅広い領域のコンテンツのイベントとなった。

 初日の16日には、「Oracle Marketing Cloud」のGeneral ManagerおよびSenior Vice PresidentであるKevin Akeroyd の基調講演が行われた。

 Kevinはこの講演の中で、多くの企業が顧客中心のマーケティングを目指す中で、実際には一部の企業しかそれを実践できていないという現在の状況を明らかにした上で、その理由をマーケティング担当から見た場合と、顧客から見た場合の両面において説明した。

 

 まず、マーケティング担当から見た場合、多くのマーケティングソリューションがクラウドで提供されるようになった結果、マーケティング担当者が利用できるようになったツールが多岐にわたり、さまざまなツールでコンテンツが作成され顧客とのタッチポイントができるようになったが、これらを集中的に管理するようなことができなくなってきている。

 実際に多くの企業で、顧客のデータは分散して管理されており、利用しているツールは分断されていて、顧客とのコミュニケーションはばらばらになっていることを指摘した。

 次に、顧客から見た場合、多くの顧客が企業から受けるメッセージがペイド、オウンド、アーンドなどの異なるチャネルごとに一貫性のないものとなっていると感じている。

 さらにそれぞれのチャネルから受け取るメッセージは、顧客の現在の興味関心と関係ないものが送られており、結果としてこれがコンバージョン率の低下などにつながってきているとしている。

 このようなマーケティング担当者の業務の分断や顧客の受けている一貫性のないコミュニケーションは、データが分断されていることに起因することが多いとしている。

 クラウドの仕組みを使う事で、CMOは以前よりもCIOからの協力を得る必要は少なくなっているものの、上記のようなデータやマーケティングツールの分断の問題を解決するには、CMOとCIOが協力することが非常に重要である。

 しかし、実際にそのような協力関係が築けているケースは、10分の1程度くらいしかないという状況を説明した。そして、業務に対するプライオリティがそれぞれ異なるCMOとCIOが理解をしあって協力することの重要性を強調した。

 そしてこのような課題を解決するために「Oracle Marketing Cloud」のソリューションを利用することで、分断されたデータを統合し顧客を中心としたマーケティング活動をすることができることを示し、このようなトータルなソリューションをエンタープライズ向けに提供できるもっとも優れたベンダーであることを強調した。

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