デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(以下 DAC)は、インリードビデオ広告(記事内動画広告)のアドネットワーク商品「DACプレミアムインリードビデオアドネットワーク」の提供を開始した。
配信先は法人企業が運営する新聞・ニュースサイトや情報サイト等のプレミアムサイトのみで構成されているため、公序良俗に反するウェブサイトに掲載されることはない。また、動画が再生された時点で課金が行われるため、ユーザーが見ていない配信分については、広告料金の支払いが不要。また、3億ユニークブラウザ、1兆レコードを超えるオーディエンスデータを保有するDMP「AudienceOne」を活用することで、属性ターゲティングやリターゲティング配信にも対応する。なお、同ネットワークは月間約3億PVからスタートし、年内に20億PVを目指す。
インリードビデオ広告は、ニュースなどの記事コンテンツの間に動画広告を掲載する手法のこと。この手法を用いることで、従来、動画サイト内のインストリーム(プレロール)にほぼ限られていた動画広告の掲載先を、ニュースサイトなど他のウェブサイトにも広げることができる。そのため、これまでの動画広告の在庫不足を解消する手法として注目を集めている。ユーザーがサイトをスクロールし画面に広告枠が入ることで、動画が再生される。媒体社は新しい広告スペースを開発し、新たな収益源を創出することが可能。また、ユーザーが本来閲覧したいコンテンツを中断して再生する必要がないため、高いユーザーエクスペリエンスを実現することができる。
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