Intimate Mergerが提供するデータ流通プラットフォーム
第2部はIntimate Merger社の代表取締役である簗島亮次氏から、Intimate MergerのDMPの特長と新たな方向性について解説された。

簗島氏の講演は「DMP」という言葉の定義からはじまった。DMPの定義は様々だが、共通していえるのは「ユーザーのデータを解析してマーケティング目的に活用する」という点だという。

現在の市場で提供されているDMPは、企業が自社内に保有する属性情報を活用する「プライベートDMP」と、アドネットワーク等を通じて第三者から取得した属性情報を活用する「パブリックDMP」に大別される。簗島氏は、Intimate Mergerを「パブリックDMPのなかの『データセラーDMP』」と位置付けた。

Intimate Merger の強みは、数多くの外部サービスとの連携によって蓄積された月間3.5億を超えるオーディエンスの属性情報(類推データ)だ。データのマッチング率も他のDMPと比べて圧倒的な高さを誇る。



次に、簗島氏はDMPの活用事例を順番に説明。ネットリサーチと提携することで顧客がターゲットとなる層に対して直接アプローチしてヒアリングを行うこと、LPOツールと連携して属性に適したクリエイティブを出しわけること、アドサーバー・レコメンド・プライベートDMPと連携することでサイトに訪問する顧客の成熟度(ロイヤリティ)に応じてメッセージを最適化させることなど、具体的な活用方法が紹介された。


最後に、Intimate Mergerの今後の展開として、サイトが所有する属性情報を取引するためのマーケットプレイス構想を紹介。今後のマーケティング活動において属性情報の活用がビジネスの成功につながるとメッセージを送り講演を終えた。
