博報堂DYメディアパートナーズは、ヤフー、グーグルの協力を得て「TVCM×Yahoo! JAPANのインスクロール×InStream動画広告のクロスメディア広告効果調査」を行った。
インスクロール:Webページ下のポジションに掲載され、広告が50%以上表示されると動画が再生開始し、マウスオンすると音が再生されるビデオ広告商品のこと。
InStream動画広告:動画コンテンツ視聴前にオンラインで配信される15秒強制視聴型の動画広告のこと。コンテンツホルダーとグーグルの間で契約が締結された「パートナー動画」に限定して広告が掲載される仕様の広告商品(YouTubeのあらゆる動画に広告が掲載されるわけではない)。
その結果、TVCM、インスクロール、InStream動画広告の3つをかけ合わせることで、それぞれを単体で実施する、あるいは、TVCMといずれか1つのオンライン動画広告をかけ合わせるよりも、「ターゲットリーチ率」「広告認知率」等において高くなる傾向が見られた。
食品業種/女性20~34歳ターゲットの場合
TVCM出稿額が一定以上の場合において、TVCM、インスクロール、InStream動画広告の3つをかけ合わせると、TVCM単体や、TVCMと他のいずれか1つのメニューをかけ合わせるよりも、高いターゲットリーチ効率となった。
またTVCM、インスクロール、InStream動画広告の3つの重複接触は、最も高い広告認知率が得られた。同じフリークエンシー(広告接触回数)でも2メニューでの接触と比べて、3メニュー(TV、インスクロール、InStream動画広告)接触の方が高い広告認知率となる傾向が見られた。
【調査概要】
調査運営:ビデオリサーチインタラクティブ
調査対象:
ビデオリサーチインタラクティブ保有の広告効果調査パネル
関東地区男女20~69歳のPCインターネットユーザー
各キャンペーン2万人以上を対象、延べ12万人以上を対象として調査実施
【関連記事】
・TVCM×インストリーム動画広告、TVCM単体より興味関心など高くなる傾向【博報堂DYM調査】
・博報堂、ネット動画の企画・制作~効果測定を支援する「再生商店」の提供を開始
・博報堂DYMとDAC、パナソニックのスマートテレビで動画広告配信サービスを提供開始
・Amazon、ゲームのプレイ動画のTwitchを9億7000万ドルで買収
・広告主は動画広告活用に何を期待するのか?【オプト調査】