SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZine Day 2014 Autumn

パン田一郎のLINE活用、C.C.レモン「忍者女子高生」…デジタル活用は次のフェーズへ

 過去最大規模で開催されたMarkeZineDay 2014 Autumnの基調講演では、サントリービジネスエキスパート、リクルートジョブズ、ヤフーからそれぞれデジタルマーケティングを強力に推進しているパネリストが集結。「これからのデジタル活用」をテーマとして、デジタル活用を推進するパネラーたちから最新事例とその意図が語られた。

過去最大規模のMarkeZine Dayにトップランナー集結

押久保:サントリービジネスエキスパートの坂田さん、リクルートジョブズの板澤さんには以前、ヤフーの友澤さんとの対談企画に登場いただきました(参考リンク)。取り組みの形は違っても、目指すところは一緒なのかなと思いまして、今回は友澤さんも交えて少し大きなテーマで話せればと考えています。まずは、日ごろの業務の内容から教えていただけますか?

株式会社リクルートジョブズ メディアプロデュース統括室 メディアマーケティング部 マーケティング&デベロップメントグループ グループマネジャー 板澤一樹氏サントリービジネスエキスパート株式会社 宣伝部 インターネットグループリーダー 坂田淳子氏ヤフー株式会社 マーケティングソリューションカンパニー マーケティングイノベーション室(本部) 本部長 友澤大輔氏株式会社翔泳社 MarkeZine編集部 編集長 押久保剛氏 株式会社リクルートジョブズ メディアプロデュース統括室 メディアマーケティング部 マーケティング&デベロップメントグループ グループマネジャー 板澤一樹氏サントリービジネスエキスパート株式会社 宣伝部 インターネットグループリーダー 坂田淳子氏ヤフー株式会社 マーケティングソリューションカンパニー マーケティングイノベーション室(本部) 本部長 友澤大輔氏株式会社翔泳社 MarkeZine編集部 編集長 押久保剛氏

リクルートジョブズ 板澤一樹氏(写真左上)サントリービジネスエキスパート 坂田淳子氏(写真右上)
ヤフー 友澤大輔氏(写真右下)MarkeZine編集長 押久保剛氏(写真左下)

板澤:リクルートジョブズの板澤です。当社はリクルートグループの中でもタウンワークやフロム・エーなど、アルバイト・パート系の情報を主に扱っています。私はその中で、Webマーケティング施策の開発とアプリ開発、それから6名のデータサイエンティストとともにデータ基盤の構築や分析を行っています。

坂田:サントリービジネスエキスパートの宣伝部でデジタル広告を担当しています、坂田です。サントリー宣伝部というと、ブランド広告のCRを思い浮かべる方が多いと思いますが、それは酒類、ビールや食品などの事業会社が中心に企画しておりまして、当社は各事業会社を支援する位置付けです。私のチームでは、ザ・プレミアム・モルツや角瓶、伊右衛門などすべてのブランドのコミュニケーションをネットの視点でプランニングし、事業会社とともに進めています。

友澤:ヤフーの友澤です。我々マーケティングイノベーション室では、数多くあるヤフーのサービスの広告案件の統括と、名前の通り新しい案件の推進を主に行っています。最近だとコンテンツマーケティングの模索として、3Dプリンタと連携した「さわれる検索」や、リアルタイム検索を体感できる「トレンドコースター」などを発表しました。

言語解析で自然な会話が実現―「パン田一郎」LINE公式アカウント 

押久保:ありがとうございます。では、直近の施策と成果をうかがいたいのですが、板澤さんのところでは、フロム・エー ナビのCMキャラクター「パン田一郎」のLINEが話題になりましたね(参考記事)。

板澤:有償のAPI、LINEビジネスコネクトが発表されてすぐに取り組み、7月に公式アカウントを開設しました。スポンサードスタンプの提供を機に一気に“友だち数”が伸びて、今は約825万人になっています(2014年10月現在)。当社のターゲットはそもそも若いので、近年スマホからのアクセスが非常に伸びており、PCの4倍になっています。そのため、主な情報提供のデバイスがスマホになりつつありますね。

押久保:パン田くんのLINEは、他の企業のアカウントと違って、まるで本当に会話をしているかのようなスムーズなやり取りができるので驚きました。これは自社開発ですか?

板澤:そうですね。LINEの企業利用ではプッシュ型が主でしたが、プル型でユーザーが情報を取りにくるようにできないか、というコンセプトなんです。日常会話は、ユーザーのコメントの文章構造や意味を理解できるようにし、会話辞書を充実させています。求人情報とも連携しているので、「新宿のカフェで昼にバイトしたい」などとコメントするとユーザーが意図した条件の情報を返すなどの機能もあります。

 当初は本当に話しかけてくれるのか不安もありましたが、9月に1億3,000万のメッセージをやりとりし、Twitterなどでもパン田一郎とのトークのキャプチャ画像が数多くアップされるなど、想定以上の結果になっています。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
どういう動画が広まるかを追求―C.C.レモン「忍者女子高生」

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZine Day 2014 Autumn連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2014/11/07 08:00 https://markezine.jp/article/detail/21090

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング