Twitterでのプロモーション、今後は何を?
編集部:アカウントでは日々の会話以外にプロモーションもされているかと思います。みなさんどのように行っているのですか?
コーセー小林:SETSUKOの場合は、基本はオーガニックです。ただ、キャンペーンものやコンテンツものなど、何か面白い企画ができたときに、プロモツイートを使っています。プロモツイートを使うと、オーガニックでのツイートに比べてリツイート数が100倍になることもあるんです。効果のほどがわかりやすいので、これからも拡散の起爆剤として活用していきたいと思っています。Twitter自体もコミュニケーションを中心にした親しみマーケティングと、取組みを伝えるプロモーションの両面で上手に使っていきたいですね。
プロモツイートとは
Twitterのプロモーション商品の一つ。ターゲットのタイムラインに広告主のツイートをネイティブアドとして表示するサービス。
JWT杉本:ビッグリンカーンではプロモアカウントを利用しています。ビッグリンカーンは駆け出しのキャラで、今は認知度を上げる段階です。ですから、ファンを増やすべく開設から3か月くらいはプロモアカウントを利用する戦略です。
FHJ井土:そもそもTwitterは、ゆるキャラファンと相性がいいですし、他のソーシャルサービスと比較してもフォロワー獲得単価が3分の1程度です。ここも嬉しいところですね。ファンが増えたら、彼のBig Heartとイリノイの魅力を伝える戦略に移行する予定です。
プロモアカウントとは
Twitterのプロモーション商品の一つ。Twitterの「おすすめユーザー」欄、検索結果、およびタイムラインに、広告主のアカウントをおすすめとして表示する。
サンリオ田口:Twitterのプロモ商品については、かなり魅力を感じていて、全社的に重要なイベントで使っています。例えば、キャラクター大賞ではプロモアカウントを使用しました。このイベントは、弊社の100キャラクターがエントリーして、ユーザーに投票してもらうもの。ユーザーが知らないキャラクターもいると思い、イベント専用のアカウントで幅広く情報配信することにしました。内容は、新たに立てたナビゲーターキャラが各キャラを紹介していくというものでしたが、アカウントが認知されていないので集客が大変で……。
そこで、投票直前から結果発表前日までの約3か月間、断続的に5回プロモアカウントを使ったキャンペーンを実施した結果、フォロワーを18,132人も獲得できました。また、ハローキティ40周年を記念したイベント「SHIBUYA de Hello Kitty」では、プロモツイートを活用したキャンペーンを実施しました。平均エンゲージメント率は14.95%、1エンゲージメントあたりのコストは7.0円と、地域限定のイベントにも関わらず、幅広く拡散できました。
来年は、マイメロディ、リトルツインスターズの40周年プロモーションに加え、様々なキャラクターでも、プロモ商品をもっと上手に使っていきたいですね。握手会やイベント、話題になりそうなコラボなど、社内では常に沢山の情報が飛び交っています。その情報を管理・集約して、より多くのキャラクターを成長させていきたいと考えています。
編集部:オーガニックとプロモ商品を使い分けながら、的確なプロモーションをしつつ、日々のコミュニケーションを続ける。みなさんの狙いや手法は違っても、そこは共通しているのですね。今日はありがとうございました。