米マクドナルドは28日、モバイル決済のSoftcard(旧 ISIS Wallet)のアプリを導入。全米の店舗でスマートフォンのアプリを使って、店内とドライブスルーで支払いができる。両社は2013年から試験提供を開始しており、今回の導入はドライブスルーにおけるNFCを使ったモバイルコマース展開としては最大のものとなる。
Softcardは、非接触型のEMVグローバルスタンダードおよびSmartTapモバイルコマーステクノロジーによって、支払、割引、ポイントプログラムなどが簡単な操作で利用できる。このアプリは、AT&T、T-Mobile、Verizon Wirelessの80以上の端末で利用可能となったほか、Google Playからダウンロードすることもできる。Softcardのアプリは今年10月1日、ファストフードSUBWAYも採用している。
10月28日には、タコベルがモバイルで注文と支払ができる独自アプリをローンチ。こちらも店内とドライブスルーで利用できる。店舗のメニューや栄養分を閲覧可能で、支払はクレジットカード、デビットカード、タコベルカードのいずれか。iOSでは来店時にチェックインする機能もある。また、過去の注文を記憶して次回に利用したり、Eギフトも利用できる。このアプリのテクノロジーパートナーはCARDFREE、Tillster、XPIENT。
また、スターバックスに続くコーヒー業界のサードウェーブとして注目され、日本上陸が決まっているBlue Bottle Coffeeも、モバイル決済のSquareが10月8日に発表したアプリ「Square Order」を導入。一杯ずつていねいに淹れるコーヒーが人気のショップだけに、あらかじめ注文してピックアップできるのはうれしい。
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