ウェブへとマーケティング施策の舵を切ったライスフォース
「RICE FORCE」(以下、ライスフォース)という化粧品ブランドをご存じだろうか。ブランド名の通り、お米からできた化粧品だ。四国に本社を構えるアイムが提供しているライズフォースは、国境を越えて世界41か国にユーザーが広がっている。
今年で15周年を迎えるライスフォースだが、「最初の5年間はなかなか売上が伸びずに苦労しました」と、アイム 販売促進部 オンラインマーケティング課 ディレクターの十鳥晶子氏は語る。そんなライスフォースの顧客層を急激に拡大するターニングポイントとなったのが、テレビショッピング、いわゆるインフォマーシャル施策だった。「当時はテレビショッピングを機に購入いただいた方が多かったこともあり、年齢層が高めのお客様が中心でした」と十鳥氏。
しかしながらテレビショッピングの競合が増えていく中で、費用対効果の高いウェブへとマーケティング施策の舵を切っていった。そして新たに挑戦したウェブ施策の一つがFacebookだった。
マーケティング施策の中で、大きな一角を担うFacebook広告
インフォマーシャルからウェブへと、マーケティング施策の舵を切った同社。出稿媒体を変えたことで、顧客層に変化はあったのだろうか。
「基本的に商品自体は、20代から80代まで、家族3世代で使っているお客様もいらっしゃいます。ただ、ウェブ経由で獲得できている層は主にインフォマーシャル施策を行っていた頃と比較して若いですね」(十鳥氏)
そしてウェブ広告の施策としては、純広告、SEO/SEM、アフィリエイトなど全般的に取り組んでいる中で、大きな一角を担っているのがFacebook広告だという。
Facebookページの運用で築いてきた顧客とのコミュニケーションの下地
ライスフォースは、Facebookのユーザーが500万人に満たなかった2010年にFacebookページを早々に開設し、運用してきた歴史を持つ。初期からFacebookページを運用していたことが、Facebook広告を活用する後押しになったという。
「Facebookページの取り組みも、他社に先駆けて取り組んできました。目的はお客様とのコミュニケーションです。その下地があったからこそ、特に抵抗なくFacebook広告を使うことができました。お客様とのコミュニケーションのベースとして今もFacebookページの運用は続けています。それにプラスオンするイメージで、Facebook広告を活用しています」(十鳥氏)
2015年7月16日(木)『ゼロから始める!マーケターが最初に知っておくべきWeb集客のキソとコツ』開催
これからWeb集客を活用しようとされている方に必見です。
SEO、リスティング、コピーライティング、Eメールマーケティング、ソーシャルメディアの5つのテーマ別に、体系的に基礎を学べる講座です。