LINEは、同社が運営する「LINE」において、法人・個人問わず、あらゆるユーザーが月額無料で利用できる公開型アカウント「LINE@」の提供をグローバルで開始した。そしてこれに伴い、2月13日より、「LINE@」のアカウント取得および情報発信・管理を行うことができる専用アプリ「LINE@」(iPhone・Android対応/無料)を公開した。
これまで日本・台湾においては、飲食・アパレル・美容・宿泊施設などの実店舗を持つ法人およびメディアや行政を対象に同名のビジネスアカウント「LINE@」を提供してきたが、今回提供を開始する「LINE@」は、実店舗を持たない法人や個人などへ対象を拡大。従来の「LINE@」を全面的に刷新して提供するもの。
刷新された「LINE@」は、プライベートでの利用を目的とした「LINE」アカウントとは別に、法人・個人問わず、あらゆるユーザーがコミュニケーション・ビジネス用途で活用できる公開型アカウント。例えば、店舗・施設・ブランド・メディア・EC事業などの情報発信や、顧客・取引先との連絡、サービス利用予約などビジネスシーンでの利用、フリーランスで活動しているデザイナー・アーティスト・読者モデルなどにおけるファンとのコミュニケーションなど様々な用途でLINEを活用できるようになる。
「LINE@」アプリでは、「フォロワーへの一括送信」「1:1トーク」「ホーム/タイムラインへの情報発信」などが可能に。またLINEユーザーは従来どおり、LINEアプリ上にて「LINE@」アカウントの友だち追加や当該アカウントのメッセージ受信を行うことができる。さらに、複数のアカウントを所有することも可能で、活動ごとにアカウントを作成できる。
また、「LINE@」は月額無料で利用可能だが、メッセージ配信数や機能を拡充したい場合には「有料プラン」が用意されている。「無料プラン」は、メッセージ配信数月1,000通(1通=1吹き出し)まで無料で配信することができる。「有料プラン」では、月50,000通(1通=1吹き出し)まで月額費用5,400円(税込み)で利用でき、それ以上の配信に関しては1通1.08円(税込み)の従量課金となる。また、「有料プラン」では、リッチメッセージ(リンク付き画像メッセージ)の配信も可能だ。
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