サイバーエージェントは、テレビCMの効果と連携した動画広告の新サービス「アジャイル型配信モデル」を開始した。同サービスは、通常2~3週間かかるテレビCMの全国規模の効果検証を、最短5日間と素早く行うことで、Web動画広告の配信先を最適化するもの。
10代20代の若年層におけるテレビ媒体の影響力低下は、マスマーケティング戦略の課題となっている。そのため、若年層に対してWeb動画のセグメント配信を行うことで、テレビCMとWeb動画のトータルの広告接触量を確保する手法が一般的な戦略となっている。
今回提供されるサービスは、CM認知率、ブランド・商品認知率、好意度などの指標を、性別、年齢、地域といったセグメントごとに計測し、調査結果を元に認知率の低いセグメント層に対して、Web動画の広告配信を行うことで、認知率の最大化を図る。これにより企業は、テレビCMのリアルタイムな効果検証と、効率的なWeb動画広告の配信を一度に実現することが期待できる。
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