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『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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MarkeZine Day 2015 Spring(AD)

「より早く、よりたくさんのカイゼンを支援」マーケティングの不都合な真実に打つ勝つ方法

なぜグロースハックが求められるのか

 消費者の変化が早い理由のひとつとして、iPhone6の爆発的な大ヒットが挙げられる。

 画角が大きく両手で使うUIと、従来の片手で使うUIは、変えなければならないことは言うまでもない。デバイスによって大きく異なる“タッチできる範囲”を意識したボタンの配置や、ゴールデンゾーンを考慮したUIの設計が必要なのだ。

 また、ほとんどの企業はPCサイトからスマートフォンサイトに変換しているだけだが、このやり方ではスマートフォンサイトがコンテンツ過剰になっているケースが非常に多い。成功している企業では、スマートフォン用にコンテンツを減らして、リライトするという作業をしている。

 スマートフォンではじっくり読むことがないため、直感的になればなるほど良く、少ない情報量でも“いかに早く判断してアクションに繋げられるか”を追求しなければならない。

 「これらのトレンドの変化はスピードが速いので、“いかにミートさせ続けるか”ということが重要になる。集客に依存したマーケティングだけでは、限界がある。これこそが、グロースハックがホットな領域になっている所以だ」と須藤氏は説く。

グロースハック成功の秘訣は“早く×たくさん”

 グロースハックの重要性は理解したが、成功するためのキモになるものは何なのか。須藤氏は2つのポイントを挙げた。

CVRの改善は成長率に複利的に響いてくることを理解している

 たとえば10万人のユーザーがいるサービスで、週次の成長率が2%だった場合と3%だった場合では、1年後には1.7倍もの開きが出てくる。したがって、グロースハックを始める時期が早ければ早いほど効果的だということだ。

打席数(改善の手数)をとにかく増やす重要性を理解している

 成功していく企業は、シンプルにたくさん改善しているところだ。数千回のテストをすべてプロットしてみると、たくさんのチューニングをかければかけるほど、パフォーマンスが良くなることがわかる。

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マーケティングもコラボレーションの時代に

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&Marketing Com...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2015/04/13 11:00 https://markezine.jp/article/detail/22237

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