バリューコマースとMasterCardは、インバウンドビジネスを強化したい企業を対象にした、マーケティング・サービスの提供において協働することに合意した。2015年6月にサービスを開始する予定。
昨今、政府の推進のもとに増加を続け、市場として好機を迎えているインバウンドビジネスにおいて、いかに海外からの顧客を取り込んで良好な関係を築き、ロイヤリティを高めるかが重要な課題となっている。本取り組みにより、バリューコマースを通じて同サービスに参加する広告主は、現状オンラインでのみ展開されている、ポイントなどの利用者優待特典付与サービスを、MasterCardのテクノロジーを使って、新たに実店舗を利用した海外からの消費者に向けて提供することが可能に。カスタマー・リレーションを強化することができる。
また、MasterCardが昨年買収したオーストラリアの大手ロイヤルティ・リワード・サービスプロバイダーであるPinpoint Pty. Ltd.(ピンポイント社)が管理する海外の顧客に向け、同サービスに参加する広告主の情報を告知展開し、日本への送客を図ることが可能になる。海外の消費者は、日本において参加広告主の店舗で買い物をすると、所定のポイントを得ることができる。
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