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目指せGoogle・Yahoo!で1位!鈴木将司のSEO悩み相談室

第5回 ページ更新頻度は検索順位に影響するのか?

ページの更新頻度をあげることは、検索結果を上位表示するために必要だと言われていますが、なぜなのでしょうか? 今回は「ページ鮮度」「リンクの鮮度」といった、検索エンジン側の理論について解説することで、ページ更新頻度の必要性について紹介していきます。

【質問】
「ページの更新を頻繁にするとそのページの検索順位があがるという噂を聞いたのですが、本当でしょうか?」
【回答:鈴木】
はい。更新だけしていれば検索順位があがるわけではありませんがGoogleの特許情報などから推測すると、プラスに作用すると思われます。
分析結果と所見
これまで多くのセミナー受講者の皆さんからも同じ質問を受けていたので改めて調査しました。結論から言えば、Google、ヤフーといった検索エンジン側は「ページの鮮度」や「リンクの鮮度」を記録しているので、ページ更新頻度をあげることは検索結果の上位表示に影響すると思われます。

Googleの特許情報

 この連載をお読みの方は当然ご存知かと思いますが、Googleは独自のアルゴリズム基づいてWebサイトを評価しています。「Googleの検索結果を上位表示させるにはどうしたらよいのか?」そのような悩みを解決するひとつの方法として、特許情報を見るという方法があります。特許情報にはGoogleが我々のページをどのように評価しているのかを読み解くヒントが隠されているのです。

 「Information retrieval based on historical data」(注1)という特許によるとGoogleは特定の期間、つまりそのWebページがつくられてからその後、何回、どのような更新が加えられたかを記録としてとっておき、そのWebページの重要性を評価するための参考材料にしているとあります。その基準として「ページの鮮度」という概念と「リンクの鮮度」という概念があるようです。

ページの鮮度とは?

 「ページの鮮度」とはそのページが最近更新されると、そのページ自体が検索結果上位表示に役に立つというものです。このため「ページの更新は頻繁に行ったほうが良いのか?」という疑問が当然生じると思います。私が知るSEO対策で成功した事例で言うとページの更新はなるべく頻繁にしたほうがよいということになります。

 MSNサーチに関しては残念ながらまだ未調査ですが、Googleとヤフーについては、これまで何ヶ月あるいは何週間も更新しなかったページを更新したら更新した翌日に検索すると検索結果が何位かあがっていたということが何度もありましたし、私のところに報告されています。しかし更新してから2日くらい経つとまた以前の順位に落ちたということもありました。

 これは推論になりますが、いろいろなサイトに「新着情報」というコーナーがあると思います。検索エンジンも最近更新されたページを新着扱いして特別に上位表示するという理屈も成り立つのではないでしょうか?

 いずれにせよ、それらの現象からみる限りページの更新は毎月1回より毎週1回、毎週1回よりも毎日1回というようにより頻繁に行ったほうが良いです。無論、JavaScriptなどによって日付を自動で更新するような小細工的な発想ではなく、正真正銘そのページを手作業によって更新することが重要となります。

リンクの鮮度とは

 次にその特許情報にあったのが「リンクの鮮度」という概念です。Googleは特定のページにあるリンクの行動まで長期に渡って記録しています。

 つい最近AというページからBというページにリンクを貼ったら、そのリンクは「新鮮」ということになり、何年も前に貼ったリンクは新鮮ではないことになります。

 それではリンクの鮮度は新鮮なほうが良いのか、古いほうがよいのか、どちらでしょうか? 残念ながら特許情報にはそこまでは書いていませんが、今までの経験から言うと古いリンクのほうがよいと推測できます。以上「ページの鮮度」と「リンクの鮮度」という概念についですが、ぜひページの更新は頻繁にするようこころがけ、リンクは先手先手でより早い時期から貼ってあなたのSEO対策を成功に導いてください。さて最後になりますが、私のこの連載は今回で終了とさせていただきます。ご愛読ありがとうございました。またどこかでお会いしましょう!

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この記事の著者

鈴木 将司(スズキ マサシ)

http://www.web-planners.net

株式会社セミナーチャンネル代表取締役、メディアネットジャパン代表。東京生まれ。オハイオ州立アクロン大学経営学部、クイーンズランド州立大学教育学部卒業後、オーストラリア、アメリカにて教員の傍ら、ホームページ制作会社を1996年に設立したホームページ制作業界のパイオニアの一人。
企画・制作・運営した日米...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/09/28 21:00 https://markezine.jp/article/detail/235

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