電通が運用する電通ベンチャーズ1号グローバルファンド(以下、電通ベンチャーズ)は、家庭で分子レベルのバイオデータの分析を可能にするヘルスケア・ソリューション「Cue」(キュー)を開発する米国のCue Inc.(以下、キュー社)に出資した。
キュー社は、家庭で分子レベルのヘルスケアデータの分析を簡易に行える箱型のハードウェアと診断カートリッジ、データの分析結果を管理できるスマートフォン向けのアプリケーションを開発している。
唾液や血液、粘膜などの少量のサンプルを採取し、検査内容によって色分けされたカートリッジを箱型のハードウェアに差し込むことで、ビタミンD、インフルエンザ、妊娠適性などの分析を手軽に行える。今後、各国当局の承認を受け、欧州や香港では2016年中頃、米国では2016年中、日本では2017年の発売を目指している。
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