キャンペーン概要
時期:2016年
国名:フィリピン
企業/ブランド:Mountain Dew
業種:飲料
まさか、YouTubeの画面でゲームができるとは
YouTube動画閲覧時に現れるプレロール広告。即座にスキップされてしまいがちですが、レモンライム風味の弱炭酸飲料のMountain Dew(マウンテンデュー)はフィリピンで、“ゲームができる”プレロール広告を出稿し、広告閲覧率を12倍アップすることに成功しました。それが、こちらです。
スーパーマリオを彷彿とさせる横スクロールのゲーム画面に現れたのは、マウンテンデューを手にしているプレイヤー。“スキップ”ボタンを押すと、広告がスキップするのではなく、プレイヤーが文字通りスキップして、ゲームが始まります。
画面下部に表示されたボタン(YouTubeのアノテーション機能を利用)はプレイヤーの動きと連動していて、“ジャンプ”、“発砲”、“爆発”、“瞬間移動”ボタンをクリックすることでプレイヤーを自在に操作することができます。
また、ゲームの舞台はフィリピンの首都マニラ最古の地であるイントラムロスであるなど、フィリピンゆかりの土地になっています。ゲームに登場する“敵”もフィリピン民話に登場する怪物のTikbalang(ティクバラン)であったりと、フィリピン文化を色濃く反映しています。
この“ゲームができる”プレロール広告は、大勢のゲームラバーの興味を惹きつけることに成功し、結果、プレロール広告の閲覧率(≒プレイ率)は、通常のプレロール広告に比べて12倍を達成した他、飲料業界の平均エンゲージメント率が2%であるのに対し、10%を成し遂げることができたといいます。
スキップボタンを押すことを忘れて、思わずゲームしながら最後まで見入って(遊びきって)しまうプレロール広告をぜひ一度ご覧ください。
動画はこちら
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記事転載元:AdGang